現象の知覚に留め、感情を加えない
目の前の現象を捉えるだけにするといいです。
現象に対する自分の感情を加えないようにするのです。
感情を足すから、どんどん感情が高ぶり、抑えがきかなくなります。
不機嫌を表現することにもなります。
周囲の人はけっこう迷惑でしょう。
「雨が降っている」
天気という現象です。
対して、「なんで雨降るのだろう嫌になる」
という感情を加えても仕方のないことです。
「扉を強く閉められた」という現象だけを受けとります。
「何を怒っているんだろう。扉にあたらなくてもいいのに、腹が立つ」
という感情は不要です。
現象に対する負の感情を足さないだけで、自分の心は荒れません。
心が荒れるから、疲れるのです。
精神的な疲労は、身体も疲れさせます。
心身の健康にも睡眠にも、よくないです。
毎朝音読をしている自省録にも、同様のことが書かれていました。
「つねに最初の知覚に留まり、自己の中から何ものをもこれに加えないようにすれば、君に何ごとも起こらないのである」と。
表現が難解な部分多いですが、毎日少しずつ大切に読み進めています。
しあわせ快眠デザイン
椎葉ゆう子