飲みものが原因で、太ってしまっている人が多い
ソフトドリンクはお菓子よりも太りやすいです。
飲みものだし、大丈夫でしょうと思っていませんか?
飲みもの故に、太りやすいのです。
糖を飲むことは、糖を食べることよりもよくないです。
肝臓は、糖の量ではなく濃度に反応するからです。
ソフトドリンクには、600㎖に対してティースプーン17杯分の糖が含まれています。
液体なので、数分で摂取でき、消化も最小限ですみます。
その結果、糖は急速に肝臓に押し寄せます。
肝臓には大きな負担で、血糖値も急上昇します。
さらに、中性脂肪として変換され、脂肪として蓄積されるといいます。
飲みもので太ってしまっている人が多いのも、納得できます。
実験でも明らかです。
マウスの実験では、液糖を与えられたマウスは、固形糖を与えられたマウスよりも肥満になることが分かっています。
人での臨床実験でも同様の結果です。
ソフトドリンクなどの液糖とお菓子やデザートなどの固形糖の摂取では、液糖の方が肥満や糖尿病を招きやすいとの結果です。
若年成人の研究もあります。
Aグループは、ソフトドリンクを毎日1本4週間飲みます。
Bグループは、同量の糖を含むゼリービーンズを4週間食べます。
その後、グループを入れ替えて、同じ実験をくり返しました。
結果、ソフトドリンクを飲んでいた期間は、ゼリービーンズの期間より約17%も多くカロリーを摂取していたそうです。
ソフトドリンクの期間は、体重も脂肪も増加しました。
ゼリービーンズの期間は、体重の増加はなしです。
液糖 (飲みもの) は、固形糖よりも肥満になりやすいです。
これは、飲むスピードでも変わるようです。
一気飲みガブ飲みではなく、固形物と一緒にゆっくり飲むと吸収を遅らせることができます。
減量やメタボ、糖尿病、脂肪肝が気になる方は、糖分の多い、コーヒー・フルーツジュース・野菜ジュース・甘いお茶・甘い水・栄養ドリンクなどは、控えたほうが無難です。
日常的に飲んでいる方は、これらをやめると体重も減りはじめると思います。
どうしても飲みたいときは、ゆっくりと時間をかけて飲んだり、お水と交互に飲んだり、食べものと一緒に飲むことです。
ダイエットコーチ
椎葉ゆう子