対話1/なぜ慶應野球部を心から愛せないのか?(与多朗発)
※ 本記事は、対話形式で進んでいきます。
※「イ」=イト吉、「与」=与多朗です。
※ 連想があれば、コメント欄に下さい!
イ:いや、どしたんや。
与:慶應野球部の子達を素直に愛せないんだよね…。
イ:なんでよ笑。甲子園、優勝してたね。
与:なんかさ…、全てを持ってる人って、愛せなくない?
イ:すべてって?
与:慶應の子たちって、野球も強くて、勉強もできて、顔も格好良くて、将来も約束されてて…なんかさあ!
イ:人間的な愛らしさに欠けるってこと?
与:それもあるんだけど、なんていうか…、そんなんずるいやん!!って。
イ:笑。
与:なんだろう。自分のコンプレックスが刺激されてるからなのかなぁ。
もっと悪いところがあって欲しい、というか。
イ:実はめちゃめちゃ酒飲んでる、みたいな。
与:そうそう。でも絶対しないんだよ…、善良すぎて。いい子たち過ぎて。
イ:いいじゃん。
与:高校生ってさ、もっと邪念があるもんだと思うんだけどさ。慶應野球部見てると、それがないんだよね。
イ:邪念って?
与:あの子おっぱい大きいな!みたいな。
イ:それはあるでしょ、たぶん笑。
与:あと、悪口言ったりしなさそう。
妬んだりしないんだろうな、って思う。
自分にベクトルが向いて集中し過ぎてる。
イ:めっちゃいいじゃん。
与:なんていうか…、ただ楽しんで、白球を追っている感じがする。
イ:だからいいじゃんて笑。羨ましいんだね。
与:羨ましい。
このモヤモヤをなんとかしたい。
納得させて欲しい、僕を。
イ:うーん…全てを持ってるっていうのは、どうかな、って思う。
与:というと?
イ:能力値の軸だけで見たらそうだけど、慶應ズが持ってないものもあるでしょ。
例えば、能力的に恵まれない人だけが持てるものもあるじゃん。
与:なに?(挑戦的な目)
イ:不利な状況からのし上がるロマン、とか。
与:それはなんか屁理屈な感じするな〜。
例えば、顔の美醜って軸があったとして、下から上になりたい人は多くても、上から下に降りたい人はほぼいないと思うんだよね。
だから、”美しい人は、ブサイクになれないのが欠点だ”って論は、こじつけの屁理屈感があるというか。
イ:うん、それもわかるけど…。
慶應の子の中に、桜木花道(※1)になりたい子もいるかもしれないじゃん。
恵まれた環境に生まれちゃったけど、不遇から掴みたかった…みたいな。
与:そう思う奴は、慶應入らんやろ!笑
イ:そうかなぁ笑…
恵まれた側には、恵まれた側の苦労もあるんじゃないかな。
与:う〜ん…。
イ:ブランドを背負わされる葛藤とかね。
勝手に引かれちゃう、とかもありそう。
与:それでも、ずるいやん!!って思う笑。
イ:それはもうなぁ〜…笑。
与多朗君の、心の問題かもね。
与:ずるいやん…。
イ:なんか、満足してないんじゃないの?今の生活に。
与:いや、楽しいよ。
イ:100% 満足してたら、羨ましいとか思わないと思うわ。
与:え、そうなんかな。
イ:私はいま、仕事、恋人、家族、友人、全部いい感じの柱になってるから、マジで慶應の子達には何も思わない。
与:あ〜…それでいうと、仕事かもな。
まあまあって感じでやってるから…。
慶應の子達見てて、めっちゃ楽しそうなのよ。
そんなんめっちゃいいやん!とは思った。
イ:なんか、もっと自分が楽しいと思えて充実感あるもの探すといいかもね?
与:それでいうと、哲学対話だなぁ…。
それは楽しい。だから、哲学対話を主催したり…。
イ:おう。
与:note頑張らないと。
イ:いいね。楽しくね。
アゴラの鐘
『終了〜〜〜!今日はお時間です。』
※1;漫画『SLAM DUNK』の主人公。
ド素人から、バスケットボールの
名選手に育っていくキャラクター。
読んでいただき、ありがとうございます。
初回の対話は、いかがでしたか?
哲学対話では、プロセスを大事にするので、
いい感じに収束しないことも多いです。
私たちの対話を読んでいて、
自分なりの意見が湧いたり、
連想することがあれば、
ぜひコメント欄に発言してください!
共に、アゴラーになりましょう。
では、また。