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日記_2024年10月15日(火)_空の色と人の心

 7:41、家。
 散歩から帰って来て、コーヒーを淹れたところ。

 今朝は、浅煎りのインディア。
 熱々のお湯を注いだばかりだからか、飲み終えた後のほろ苦さが刺さる。少しずつ冷めていくとともに、この苦さも落ち着いて、よりマイルドな口当たりになっていくだろう。

 7:00過ぎに、散歩に出かけた時ーー。
 マンションを出てすぐ、冷たい大気が全身を包み込んだ。
 散歩に出発する最初の一歩を踏み出し、朝の清々しい空気を呼い込んだ最初の一呼吸が、とても気持ち良くて印象に残っている。

 散歩中に気づいた。
 秋めいてくるに従って、空の表情が少しずつ変わりつつあるな、て。

 一番顕著な変化は、深い水色が、空一面に均一に広がるようになったこと。

 少し前までの夏空は、部分的にディープブルーのように深く澄み切った部分もあるかと思えば、色落ちしたダメージジーンズのように、同じ水色とはいえ白っぽい部分もあるような空だった。

 そんな空の表情が、季節の移り変わりとともに少しずつ変化。

 秋が深まるにつれ、深々とした水色が、空一面に端から端まで均一に広がるようになった。
 時折たなびく雲が天を駆け抜け、背景の青にくっきりした白のコントラストがとても鮮明に映っている。

 空の色が深くなるに連れて、人々の心も情緒を増すよう。まるで、過ぎ去った今年の季節を惜しむかのように、深い水色の中に寂寥が募る。

 行く川の流れは滔々としているけど、空の色の移り変わりもまた、千差万様だ。

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