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【詩】再愛

40歳を迎えたときに幹事をした同窓会
その出席者名簿で見つけた君の名
25年前のあの頃の記憶がよみがえる

卒業文集に柄にもなく書いた詩
全て君への想い
私は君の笑顔にココロがときめいたんだよ
気づいてくれたかな

卒業生のみで開催したお別れ会
私がドリカムのあの曲を唄っていたとき
君がいる場所を探していた

ふと君と目が合う
視線と視線が交わった瞬間
最後まで君から目を逸らさず唄った
気持ちを唄に込めて伝えたくて

直接気持ちは伝えられなかった
その後は別々の道を歩み
別の男性と出会い、結婚し
そして子どもを授かった

卒業してから25年後
同窓会での再会
君は当時と変わらない笑顔をしていた


同窓会の二次会
親友の助けでなんとか君と話せた
初めてのまともな会話


会話したのはほんのわずか
君の笑顔にまた会えて良かった
幸せそうな顔をありがとう


手元に残った君とのツーショット
気持ちは伝えられなかった
でもそれでいいんだそれでいい

私の中に秘めておけば






またきっと君に会えるよね





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