海のはじまり 最終回「夏くんへ」感想
夏と水季と海、3人家族の世界線があったはずだよな、、、、、という冒頭のシーン、、、、
水季がなぜ1人で産むことを決めたのか、納得できない人が多いと思いますが、私の一個人の意見は、
水季が妊娠して、大学生の夏に負担をかけたくない、という思いが大きかったんじゃないかな、と思っています。
社会人なら子供できたって言えたんじゃないかな、と。
おろすつもりで病院に行って、弥生の文章を読んで、産むことにしたけど、結果的にいろんな人に迷惑をかけてしまった。
でも、後悔してない。
海と出会えたから。
と思っています。
人の気持ちは複雑で、その人の全てを理解することはできません。
でも、分かろうとする視聴者が多かったから、もやもやしたり、イライラしたり、涙を流したりしながら見守っていたのではないか、と思います。
海と夏の仲直り。
3人でいれなくて、ごめんね。と、夏。
「会いたい人に会えばいい」
「寂しくなくなるまで待ってる」
そして、「海にご飯食べさせるために、あなたが健康でいて」という朱音。
目黒くんがインスタで人間ドッグ行ってねと書いていたのは、これを汲んでのことだったのか、と謎が解けていく気持ちです。
日曜日に仕事が入った夏。
「甘えよう」
と、津野くんを呼んで、海が弥生も呼んで、みんなで海の面倒を見るの、素敵だな。
夏の弟も、海の祖父母も、夏の両親も、みんなで見守って生きていくのは、これからの人生に光が差したようでした。
あの時、こうしていたら、ああしていたら、「たら、れば」の話はあまり良くないと思ったりもするけど、私の人生は「たら、れば」で後悔することばかりです。
でも、そういう人生を選択したし、それによって、いろんな人の人生を動かしてしまったとも思うし、逆もあったと思います。
弥生と夏の出会いと、付き合うまでが素敵でした。別れを選んだものの、素敵な恋人だった。
水季の夏への手紙。
「幸せになってね」と、海と生きることを選んだ夏への手紙ですごく泣いてしまった。
私がいつも思っていること。
目黒くんがファンに幸せになってほしいと思っていること。
やっぱり、夏と目黒くんは似ているんだな。
「娘が、自分より先に死ぬこと想像してみて」
「それがどんなに辛いか」
「意地悪ばっかり言ってごめんなさい」
と言う、朱音の言葉にも泣いてしまった。
娘に先立たれた親の心の底にある気持ち。私は理解してなかったな。
海辺にいる海と夏。
もうすっかり親子だなあ、、、、
いろんな選択肢があって、一つずつ選んで、それがしんどかったり、楽しかったり、そうやって人生ができていく。
それを「海のはじまり」というドラマにして、いろんな意見を見て、自分の意見もここに書いて、まだ、余韻に浸っています。
いろんな意見があって当然。
このドラマを見ることができて良かったです。