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「主体的に学習に取り組む態度」の評価 悩むより先に考えること①

「主体的に学習に取り組む態度」ってどうやって評価したらいいの?

と相談をいただくことが時々あります。
ほとんどの場合、この相談は

この屏風の虎を捕まえてみせよ

という話に似てるなと感じています。
そう、一休さんのアレです。


その答えは「まず虎を屏風から出してください」です。
だから、

「まず、授業で子どもの『主体的に学習に取り組む態度』を発揮させよう。」

と、お答えしています。
当たり前すぎる回答で申し訳ないのですが、「当たり前」は前提条件。

おそらく、「主体的に学習に取り組む態度」を発揮させることに成功している先生ほど、評価のやり方には悩んでいません。
その先生の授業はきっとどこを見ても「子どもが主体的だな〜」としか言えないし、様相でもノートでも成果物でも「評価の証拠はいくらでもあるよ」といった感じだろうと思います。

だから「主体に学習に取り組む態度」の評価に悩む先生がいらっしゃったら、

まず、どうやって発揮させるか?

を先に考えた方がいい。というのが私の個人的な意見。

例えば「ジャンプ力」は実際にジャンプさせないと計測できません。
ジャンプさせずに
・足が速いから君のジャンプ力はA
・足が遅いから君のジャンプ力はB
と評価されても、納得できませんよね。それと同じ。

「主体的に学習に取り組む態度」を発揮させなければ、評価方法をいくら考えても、どう工夫しても「主体的に学習に取り組む態度」の評価は不可能です。

発揮させなければ、はじまらない。

すると

  • そもそも「主体的に学習に取り組む態度」って何だ?

  • どうやって発揮させる?

の2点が気になるところですが、この話は長くなるので別の機会に。

当然、発揮させる方法は色々あって、工夫も色々できるはず。
まずは「あの生徒、あの時とても主体的だったな〜」と感じた授業を思い出して、同僚と紹介し合って、先生たちが楽しい気分になることからはじめてはいかがでしょうか?
楽しく前向きな気持ちで対話していると工夫を思いつきやすいもの。

「どうやって評価するか…」と悩んでいる先生よりも、
「発揮させたいな〜」「どんな工夫しようかな〜」と、
わくわくしている先生の授業がいい。僕が生徒なら。

「主体的に学習に学習に取り組む態度」の評価については、悩むより先に考えた方がいいと思うことがもう1つあるので、また書きます。

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