「大人になる」とはどういうことか

我が家の小5男子が、1枚の作文用紙を自宅に持って帰ってきた。
「どしたの?」と聞いたら、「大人になるってどういうことか」という題材で作文を書かなければならないらしい。
息子はちょっとLD(学習障害)の気質があるので、作文の課題は(物理的に時間が足りなくて)自宅に持ち帰って宿題になることはよくあることなのだ。今回は、それだけじゃなくて、テーマがテーマだっただけに余計に筆の進みが遅かったらしい。

「お母ちゃん、大人になるってどういうことだと思う?」

息子からこの問いをされたとき、答えに詰まった私は、思わず

「キミはどう考える?」

と逆に問いかけてしまった(時間稼ぎあるあるw)。
そしたら、息子が「自分のしてきたことに責任を取ることでしょ」って言うので、それはそうだけど、「責任」って言葉が重い感じがするなーって思ってしまったので…

「自分がしてきたことにオッケーを出しつつ、未来に向かって進んでいける」っていうのが「大人になる」ってことじゃないかな

と答えてみた。それが「正解」かどうかは分からないけれど、その時の自分に出しうる「最適解」はこれになる。

「大人になる」ということに、年齢は関係ない

一般的な定義からすると、20歳になったら「大人」になってしまう。近いうちに「大人」の定義が18歳になるのでしょうけど。
とはいえ、年齢的なものは関係なく、何歳になっても「子どもなのでは?」という「大人」も少なくないな、と思う。例えば

・自分の言動に責任を持たない
・自分の行動を自分で決められない
・他人に依存したり、他人を陥れようとする
・他人をコントロールすることで、自分の欲求を満たす

という妙齢の方を「大人」と定義したくなくなる時がある。
それでは、私自身が

「自分がしてきたことにオッケーを出しつつ、未来に向かって進んでいける」

ということが出来ているか?と自問自答すると、やはり耳が痛くて耳を塞ぎたくなる思いに駆られてしまうけどw

自分で自分のご機嫌を取り、自分がしてきたことにオッケーを出せるようになるには

「大人になる」ということは、他人にご機嫌取りをしてもらうのではなく、自分のできることを見極めて、自分で自分の気持ちを満たすことが出来ることなんだと思う。(今なら、息子にそう答えるw)

そのためには、「今の自分へのダメ出しを1つでも減らす」ということがとても大切なのだと心底思う。

母親でありながら、「大人」になり切れていないなーと思いつつ、今日も自分の出来ることを淡々とやっていくだけなのだ。限りある命を、エネルギーを無駄にせず、半径5メートルの人と笑いあえる日を送るために。

…死ぬまでに、私、「大人」になれるかな…笑


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