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ネガティブケイパビリティについて

今日、SIY(Search Inside Yourself)の補講が終わり、すべてのプログラムが終了した。

日常の中でマインドフルネス(今を生きる)が少しづつですが、芽生えてきていて特に不安や怒り、憂鬱な時などにマインドを今に戻すことが少しづつだができ始めてきました。

今日の補講で、レジリエンスネガティブケイパビリティについて学んだのでシェアします。

レジリエンスとは
困難で脅威を与える状況にもかかわらず,うまく適応する過程や能力,および適応の結果のことで,精神的回復力とも訳される。

つまり、困難へ立ち向かい、適応し、そこから前を向いていく能力と解釈できる。

これがあるといわゆるタフであるという状態。

このレジリエンスの中に、ネガティブケイパビリティという概念があります。
SIYの中の共感(Empathy)の項目で出てくるキーワード。

ネガティブ・ケイパビリティ(英語: Negative capability)は詩人ジョン・キーツが不確実なものや未解決のものを受容する能力を記述した言葉。日本語訳は定まっておらず、「消極的能力」「消極的受容力」「否定的能力」など数多くの訳語が存在する。『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』によると、悩める現代人に最も必要と考えるのは「共感する」ことであり、この共感が成熟する過程で伴走し、容易に答えの出ない事態に耐えうる能力がネガティブ・ケイパビリティ。キーツが発見し、第二次世界大戦に従軍した精神科医ビオンにより再発見されたとのこと。

wikipedia

ネガティブケイパビリティはレジリエンスの中に含まれる概念として考えてよいと思う。

レジリエンス > ネガティブケイパビリティ

レジリエンスが「困難へ立ち向かい、適応し、そこから前を向いていく能力」で、ネガティブケイパビリティはその中でも、「答えがでないことと長期間付き合っていく能力・耐性」と理解すればよい。

モヤモヤに対する耐性。

モヤモヤとの長距離走を伴走する感じ。

SIYの講義では何かしたいけど、微力すぎて「どうしようもできないこと」との向き合い方として、現状のウクライナ戦争に対してできることなどが挙げられていました。

その中で僕が注目したのは「変えたくてもなかなか変えれない自分のネガティブな側面の性格」もネガティブケイパビリティで受け入れていくのが大事だなと思いました。

直すというよりは付き合う。

repar(リペア)ではなく、with(共に生きる)のがネガティブケイパビリティ。

大きな力を使って変えることはできないけれど、ありのままの現状を受け入れて寄添ってあげることはできると思います。

ネガティブになる時の自分やそんな性格に自分が寄り添わなければ誰も寄添ってくれません。

そんなwithの心持であせらずゆっくりと伴走しながら、何かハッとする出来事に遭遇した時、自分が感じた ささいな want to を少しの勇気をもって行動に移していくことで、そんな自分も好きになっていけるんだと思います。

気長に付き合いながら、ちょっと好奇心(恐怖・不安が伴って行動に勇気が必要なもの)が芽生えたときは行動してみる。失敗してもよいくらいの気持ちで(ダメ元で)。

他人との困難な会話にも使える能力ですが自分との対話にも必要不可欠な能力だと感じました。

まだ読んでいませんが下記の書籍も紹介があったのでこれから読んでみようと思います。


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