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Search Inside Yourself(SIY)から得た実感
先週末、SIY Day3,4の補講が終了して、オンラインでのプログラムが終了した。
Day3,4は
モチベーション
共感(Empathy)
リーダーシップ(and Integration)
の3つの項目。結論から言うと、どれもワクワクが止まらない内容だった。
それぞれの項目で印象に残ったことをシェアしてから、最後に全体を通して実感したことをまとめます。
1.モチベーション
一時的な気持ちの高ぶりはモチベーションとは言わない。
挫折や困難なアゲインストな状況にも一定の前向きな気持ちをもって立ち向かえるものモチベーションという。
モチベーションは以下の3つの要素からなる。
1)Alignment:価値観の一致
自身が価値感を感じるのはどんなところか?
尊敬できる人やキャラクターを思い浮かべて言語化。
僕の場合は
①職場の先輩Nさん:
物おじせずしっかりした意見を言う、自分がある。
立ち向かう姿勢、厳しいけど優しい。
②ワンピース ルフィ:Goal(海賊王)がある。
人間味あふれるリーダー。周りを頼れる。
③呪術廻戦 虎杖:タフ、逆境に向かっていく。
④鬼滅の刃 煉獄さん:心が広い、後輩想い。
最近触れているキャラクターが多いけどそれもよし。
理想を他人に投影している。
総じて・・・大事にしている価値観とは
Goalを持っている。
Goalから逃げない覚悟がある。
頼られ、頼っている
づかづか踏み込む
情に熱い
立ち向かう、反骨精神がある
自分軸
With Me、With Teams
2)Envisioning:ビジョンの設定
コーチングで言うところのゴールの設定。最高の未来を言語化する。
なりたい自分。究極のWant to。
僕のビジョニング(Goal)は、
ハワイに別荘をもって、日本とハワイを行き来しながら働く人のメンタルヘルスに寄り添えるコーチングで生計を立てながらゆったりと暮らす。
自分の言葉でコーチングの神髄を広め、生きづらさを感じている人の役に立ったビジネスがやりたい。本も出せたらいいな。
人がなかなか頼れない人(信じれない人)、仕事に対するモチベーションが低く仕事辞めたいと毎日思っている人に対して”自身がそんな悩みを抱えているからこそ”寄添えるコーチングを開発して提供して、人生楽しめるようにすることがゴール。
そんなGiveを通じて自分も元気に幸せになる!!
少し恥ずかしいけどこんな感じ。
3)Resilience:回復力
困難で脅威を与える状況にもかかわらず、うまく適応する過程や能力,および適応の結果のことで,精神的回復力とも訳される
上記のGoalをつねに意識していくことで醸成される。ただし困難な状況に陥ると、脳のオートパイロットでネガティブバイアスがかかるが、「ちょっとまてよ、バイアスはいってんじゃないか?」の問いかけでマインドフルネスに回復する。
Goalから今起こっている出来事が意味することは何かを考え、自身の解釈を持つと、楽観性が高まる。
Goalからみて、重要でないことはやめてしまってもよいと楽観的に思えてくる。
日々忙しく、ゆっくり自身や足元の些細なことを振り返らず、自分をないがしろにして、体のコンディションを整えない(睡眠不足・たまった疲れ)でいるとレジリエンスは下がる。
一日を振り返る時間を作り、今日一日どんなふうに感情が動いたのか自分の気持ちのケアをしっかりして、フィジカル面でも睡眠をしっかりとることやストレッチをするなどして体をいたわることから始めることでレジリエンスは徐々に回復していく。
4)結果としてのフロー状態
1)~3)の3つがそろうことでフロー状態に入ることが出来る。
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参考:心理的WellBeingの5つの主たる要素
PERMA
PositiveEmotion(ポジティブな感情)
Engagement(没頭)
Relationships(人間関係)
Meaning(意義)
Accomplishment(達成)
2.共感(Empathy)
A:他人の気持ちを経験したり理解する:同情
B:他人の気持ちや立場に立って明確な区別を維持する。
Aだけだと共感疲労を起こして、バーンアウトする場合がある。
B が大事。
「自分はこうだ」があったうえで「あなたはこうなのね」と、自分の感情をしっかり持った上で相手の感情に気づく。
相手スタートでなく、自分スタートの自己認識から始まっていること。
その上で相手の感情にフォーカスしてマインドフルリスニング。
「どんな気持ちなのか?」
感情を理解してもらうだけでうれしいもの。
3.リーダーシップ(and Integration)
これまでの総まとめ。すべての項目を統合してリーダーシップを醸成する。
1)コンパッションをもってリードする
他者の苦しみに対する心配りとその苦しみが取り除かれるようにという強い願望を伴う心の状態。
⇒人を助ける勇気につながる。
コンパッションの3つのプロセス
・理解しようとする
・よくなるよう願う
・相手にとって役立つことを考える(何をして挙げれるか?)
たとえ受け取ってもらえなくても、自分スタートでコンパッションをGiveする。
結果に執着しない、見返りを求めないGive。
コンパッションビームを出す。
2)洞察あるコミュニケーション
困難な会話に向き合うこと。
言わなきゃいけない、おっかない会話をしないといけないことに向き合う。
マインドフルに一呼吸おいて、
・相手の立場を理解しているか
・目的に対して合致した意見か
・言うべき時は今なのか
を善意の第3者としての立場で考えてSBNRRする。
嫌われるかもしれない。
そんな中で勇気をもって困難な会話に望み、相手との落としどころを見つける。
答えのないものに対しても長く伴走する覚悟をもって向き合う。(ネガティブケイパビリティ)
4.SIYを終えて実感したこと
1)マインドフルな状態との出会い
マインドフルネスとは”今この瞬間”のことだが、困難な出来事に遭遇した時、不安が止まらない時、SBNRRなど使って、”今、ココ”に気持ちを戻すことが少しづつだけど出来るようになってきたことが実感できるようになってきた。
瞑想でもあちこちに思考が飛ぶが、今に戻すことが少しづつ出来るようになってきているからだと思う。
今に没頭できることはすごくリラックスして過ごせることを何よりも実感できた。
2)レジリエンス、ネガティブケイパビリティの醸成にはGoal(ビジョン)が必要
困難に立ち向かう力であるレジリエンスとどうしようもないことと末永く付き合うネガティブケイパビリティはGoalから現在へのBack From the Future で今起こっている出来事をHave ToからWant Toへ変換することによって醸成できることが実感できるようになってきた。
ネガティブな出来事でもGoalに向けた通過点であると割り切れ、
「どう思われたいか」を手放して、自分の人生を幸せに豊かにするための勇気ある行動起こせる源泉になる力であると確信できた。
3)”リーダー”という言葉の解釈の変化
SIYを受けるまで、リーダーとは部署の長であったり、プロジェクトのリーダーであったり、いわゆる誰か(会社など)から任命されてなるものだと考えていた。
でもSIYを受けて解釈が変わった。
「自分が設定したGoal(課題・使命)に対して、自分軸でリードして他人を巻き込んでその使命を果たす人」であると。
自分一人ではできないが、他人を巻き込んで果たす。
ルフィのように、虎杖のように、桃太郎のように他人の力をしっかり借りて自分の使命を果たす人。
Goalに向かって現状を引っ張る、リードする人。
つまり、自分の人生において、主人公、プレイヤーである人のことをリーダーというのだと。
だから会社から部長や課長に任命されなくてもリーダーにはなれるし、会社の外でもリーダーになれる。
自分で任命できることが唯一の条件。
ただし、会社から任命されるよりもはるかに難しい。
そして、リーダーでないと本当の幸せになれないことに気がつけた。
「どう思われたいか?」「どう思われているか」で物事をhave toで処理するのではなく、
「どうありたいか?」、「どう影響を与えたいか?」のwant toでマインドフルにフォーカスした行動を積み重ねることがリーダーという言葉の本質を表していると。
僕はSIYの受講をしながらコーチングもしていますが、
最近「受動的に生きる限界」を感じてしまい、今まで我慢できていた、我慢してきたことに少しずつ我慢が出来なくなってきました。
創造的回避というやつらしいですが、今後も少しづつ自分のやりたいこと(want to)に我慢せずを行動に移していこうと思えるようになりました。
自分の人生の主人公になろうと。
受講前は瞑想やマインドフルネスにこんなに大きな意味があるとは思ってませんでした。
SIYを受講できたことに感謝します。
Greatful Thanks.