雪道散歩。
先日深夜に散歩に行きたくなって、雪がちらつく冬空の下徘徊して来ました。
静かな一人の時間は心地がよい。
語彙力が乏しいので日々、些細な事を如何に表現するか考えてます。
そういったものも、今後マガジンを作ってまとめてみようかとも思いますね。
「雪道」
積もったばかりの雪はキメが細かく踏むたび、ぎゅっという感覚と同時に、その下に隠れていた、一度溶けかけそのうちに再び氷の粒となった雪の層が小さく砕ける音がする。それはパチパチと弾ける飴を散りばめた綿飴の様で、一日を終えて疲れた体に響くそれは一歩進む毎に楽しい気持ちにさせてくれる。
いつの間にか寒さなど忘れて北風と共に橋を渡り、中腹辺りでふと足を止めるとその下を流れる河を眺めた。
街灯が水面で揺れている。
玉響に過ぎ去るひとときに二度と同じ刻はない。