キャッチコピーを書いて、初めて手紙をもらった
3月のある日、TwitterにこんなDMが届きました。
先日は感動的なnoteをありがとうございました!今月FOODEXという流通関係者向けの展示会があるのですが、今回SHAKAをつないでくれたエージェントさんがブースを出すことになってまして、コピーを展示するポスターに使用したいとのことです。こちらは問題ございませんでしょうか?
ハルナさんからでした。
昨年11月、ハワイ生まれのお茶「ママキティー」のキャッチコピーを考える公募コンテストを主催した企業さんです。
わたしも挑戦し、コピーライターとして初めて賞をいただきました。
人生の転機とも言える貴重な経験になり、受賞した時の想いやコピーライティングの方法について記事を書いたのが今年2月のこと。
noteを読んでもらえただけでも嬉しかったのに、展示会で使いたいというお話まで…!?
調べてみると、FOODEXは1976年から毎年開催されているアジア最大級の食品・飲料専門展示会で例年、世界80か国以上の国から4000近いブースが出店しているそう。
今年は規模を縮小して開催とのことでしたが、展示会で使ってもらえるなんてコピーライター冥利に尽きます。
エージェントさんがこのコピーを大変気に入られてまして、ぜひ使わせて欲しいとご指名がありました! お礼として、心ばかりではありますが、SHAKA含めたハルナ商品をお送りさせていただきます。またブース写真もお送りいたします!
ぜひに…!!!!!!!
すぐに返信し、ハルナ様エージェント様ありがとうございます…と宙に向かって手を合わせました。
キャッチコピー、展示会デビュー!
当日、ハルナさんが写真を送ってくれました。
こちらです!
素敵〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
こうして実際の展示ブースで使われると、キャッチコピーのメッセージが立体的になります。
このコピーに惹かれて立ち寄ってくれる方も多いと聞きました。
ハルナさんの言葉に、公募コンテストを通して素敵なご縁に恵まれた幸せをかみしめました。
自分が書いたキャッチコピーに対するリアルな反応を知るって、ありそうでなかなかないんです。
それを伝えてくれたハルナさんに感謝の気持ちでいっぱいでした。
初めてもらった手紙のこと
数日後、わが家にずっしりと重たい宅急便が届けられたのです。外箱には「Haruna」のロゴ。ピンときました。
お礼の品だ!と。
在宅勤務している部屋から、パートナーが出てきました。中身が気になっている様子。
「ハルナさんって、ハワイのお茶のキャッチコピーを書いた時の会社さんから。展示会で使わせてもらったお礼にって、また送ってくれたの」
それはすごいね!あとで見せて、と言ってパートナーは部屋に戻っていきました。
夜、二人とも仕事を終わらせてから、いよいよ開封です。興味津々で見守られるなか箱を開けてみると…
水色の封筒に、手紙がしたためられていたのです!(喜びながら撮った写真がヘタでハルナさんに申し訳ない)
キャッチコピーを書いて手紙をもらったのは初めてでした。
嬉しくて何度も読みました。手書きの文字が、すごく温かい。
そしてハッとしました。コピーライティングの原点がここにある!と感じたのです。
ハルナさんが綴ってくれた文章は、一つ一つの言葉がたしかな温度を持っていて、じんわり胸にしみこんでいく。
わたしがコピーライターとして目指していることと同じでした。
「人の心に届く言葉」を、思い出させてもらえた気がします。
気になるスイカジュース
手紙に感激しているわたしの隣で、パートナーが「これ気になっていた!」とスイカジュースを指さしました。
よく飲むお酒やおつまみの好きな種類は知っていましたが、「気になるドリンク」はあまり聞いたことがなかったのでちょっと面白い瞬間でした。
在宅勤務になって一緒に過ごす時間が増えても、まだまだ知らない一面があるものですね。
天気のいい日にでも、キンキンに冷やしたスイカジュースで乾杯したいなぁと思っています。
文:シノ
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