コピーライターの仕事について話します。
今回は、コピーライターの仕事を現役コピーライターの目線からお話ししたいと思います!コピーライターという職業に興味がある、将来なりたいと思っている方にとって役立つ情報になれば幸いです。
言葉で商品と人をつなぐ
広告はよく「ラブレター」にたとえられます。商品や企業の魅力に気づいてもらうため、消費者へメッセージを発信するのが広告だからです。
その中で、コピーライターは言葉で消費者を振り向かせる役目を担っています。キャッチコピーは漢字で書けば「惹句」。味気なく言ってしまえば、マーケティングの一種です。
キャッチコピーだけじゃないぜ!
広告コピーでみなさんがイメージしやすいのは、下のようなCMで流れるキャッチコピーだったりすると思います。
しかし、コピーライターの仕事は言葉に関わることであれば"なんでも"というくらい幅広いのです。
たとえば、企業の特徴や想いを一言で表現する、タグラインというものがあります。
キャッチコピーと似ていますが、役割は少し違います。キャッチコピーは1つの商品やサービスに対するもの、タグラインは企業全体のイメージに関わるものです。
他にも、スローガンや企業理念をコピーライターが考えることもあります。
あまり目立たないところだと、カタログやパンフレットの説明文を書いたり、細かい注釈を整理することもあります。知り合いのコピーライターは、下積み時代に来場者向けアンケートの文言を書いたことがあるそうです。
でも、人から注目されづらいところがちゃんとしているかどうかが、企業のイメージや信頼につながると感じています。
仕事の流れ
回数や細かいところは案件によって変わりますが、ざっくりと仕事の流れを説明します。
もちろん個人差はありますが、他のコピーライターの方もこのような流れで仕事をしていると思います。
地道だけど楽しくもある
わたしはコピーライターになる前の学生時代、とある大御所のコピーライターの方が「コピーライターは頭脳労働だから、バカじゃダメだよ」と言ったのを聞いて、ショックを受けました(!)
横文字でかっこいいし、普通とは違う職業だと少し甘く見ていたからです。
実際にコピーライターとして何年か働いてみて、コピーを考える作業というのは思った以上に地道で、自分のアイデアや語彙力の限界を常に試されていると感じます。
それでも、自分の案がほめられると嬉しいですし、自分の言葉が商品を通じて誰かに届いているのだと思うとやりがいがあります。案件ごとに様々な業種の方や、その道のプロに出会えるのも刺激と変化があって楽しみのひとつです。
ここまでの話で、コピーライターへのイメージが少し具体的になったのならうれしいです。コピーライターが普段どんなことを考えているのか、気になる方はTwitterものぞいてみてください。
それでは、また。
文:ハギ