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【理学療法士と実践する】生活の中に「運動」を取り入れるコツ
【動作・歩行・呼吸の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が及ぼす身体への影響や、生活における悩みとの繋がりについての解説と、その改善方法・予防方法として、【運動や、生活に取り入れてほしいこと】もあわせてお伝えしています。
わたし自身が女性ということもあり、特に女性の身体と心についての投稿をどんどん書いています。男女問わず、もしよければ「ちょっとした悩み事」や「○○について知りたい!」などのコメント・リクエストなどもいただけると嬉しいです。
先日より、女性の身体にとっては【変化】もストレスになること、さらに女性は毎月【変化】が起こるので、よりこの【変化】による影響へのケアが必要だということ、そして疲れた時こそ簡単な運動をしよう、とお伝えしています。
毎月の変化に加え、毎日のように溜まって積み重なっていく疲労を解消するために、アクティブレスト(軽い運動などで血流を促進すること)を取り入れることをおすすめしています。
また、ここ最近は軽い運動が疲労を取る助けになるだけではなく、食欲も抑え、さらには【記憶力や脳機能を高める】効果もあることをお伝えしました。
とはいえ「運動が身体にいいことは分かってるけど、なかなか取り入れられない、、、」や、「運動を始めてはみたけど、続かない、、、」というお悩みを抱えられる方もいらっしゃると思います。
また、明日から仕事始めという方も多いでしょう。仕事が始まるとより時間がなくなり、始めにくい、継続しにくく感じられる場合もあるのではないでしょうか。
確かに、ある程度の時間や運動負荷をかけて運動できた方が、すぐに効果が目に見えたり、感じられ、モチベーションも上がりますし継続しやすくなる、などのメリットが多々あります。
ですが、私個人としても、「理学療法士目線」で見ても、一番大切なことは【少しずつでも続けること=習慣化】だと考えています。
猫背や反り腰などのいわゆる【不良姿勢】も、一朝一夕で出来上がったものではなく、毎日の積み重ねで少しずつ筋肉や軟部組織が縮こまったり、血流が悪くなって老廃物が溜まり、動かしにくくなったことから起こっています。
その不良姿勢を続けると、血流が滞るなどの二次障害からさらなる不調に繋がります。
不良姿勢に対しては、単純に【運動】をすればいいわけではありません。【運動】をして身体を緩めることで良好な姿勢を取りやすくなったり、身体が軽くなってぐっすり眠れる・休めることができたり、疲れやストレスに対して能動的になれるなど、【運動】から繋がっていく効果が重要なのです。
また、習慣を作ったり身体をコントロールする【脳】は、効率が大好きです。少しずつでも繰り返し続けることで、脳は「運動」が必要と判断し【少しのエネルギーでも運動する・効率的な姿勢をとる】ように作りかわっていきます。
習慣に取り込むためには、次の3つのポイントを意識してみましょう。
・既に習慣になっている行動に「ついでで」組み込む(トイレのついでにスクワット、通勤のついでに遠回りする、など)
・または既に習慣になっている何かをやめ、代わりに行う(食後のコーヒーの代わりに5分散歩する)
・気軽に、余裕を持って始められることからやってみる(スクワット1回だけ、5分歩くだけ、など)
些細なことからでも、【習慣】になれば継続がとっても楽になります。また、【習慣=当たり前】になると、自分の志向や、運動の種類などの向き不向きも分かりやすくなり、負荷を増やしたりバリエーションを広げることも楽しめるようになります。
たった1分だけ、1回だけ、からでも、一緒に「身体のケア」や「身体の改善を」始めてみませんか。
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運動習慣作りや自分の姿勢や身体の歪み、呼吸法などの把握・改善はとっても地道ですが、「しっかり取り組もう、改善しよう」と思われた場合は、やはり客観的な指導があることが一番効率的かと思います。
動作・歩行・姿勢・呼吸の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体をチェックしてみることはいかがでしょうか。
現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズ、おすすめのトレーニングもお伝えできます。お気軽にご相談ください。
また、もっと知りたいことやわからないことがある場合も、是非コメントや連絡いただけると嬉しいです。