坂井 洋平(Yohei Sakai)

イントラプレナー&イントラプレナー支援をしています。 ソフトバンクの社内起業制度にて、農業IoT、電力IoT、IoT SaaSを事業化し、CEO就任。 経済産業省 IoT推進ラボ「IoT Lab Selection」イントラプレナー賞 受賞など。兵庫県淡路島産

坂井 洋平(Yohei Sakai)

イントラプレナー&イントラプレナー支援をしています。 ソフトバンクの社内起業制度にて、農業IoT、電力IoT、IoT SaaSを事業化し、CEO就任。 経済産業省 IoT推進ラボ「IoT Lab Selection」イントラプレナー賞 受賞など。兵庫県淡路島産

最近の記事

やるべき事は、今やってる事を楽しむことだ。

アメリカの俳優ジョニー・デップ氏のお言葉です。 事業開発をしていると、時々(しょっちゅう)自分の活動に自信がなくなったり、不安に陥ったりします。 誰に聞いても正解はわからないときがあったり、そういうときに限って公私ともに散々な目にあって、色んなことを投げ出したくなることがあったりもするでしょう。 そんなときは、まずお疲れなんで、しっかり休む。これが一番大事です!誰に何を言われようとも休んでほしいです。 あわせて、うまく休めない場合はトコトン身体を動かして、「なんかバカバ

    • 事業アイデアを通すプレゼン資料の基本デザイン

      今回は、事業承認プレゼンや、アクセラレータ、デモデイ、ピッチデックなどで試行錯誤してきたプレゼン資料についての工夫を記載するnoteです。 イントラプレナーとして自身の事業案のプレゼンを実施し、ソフトバンクの社内企業制度を皮切りに、IVS LAUNCHPAD SaaSといった有名スタートアップピッチイベント、東芝や富士通といった大企業のアクセラレータやデモデイ採択、経済産業省でのピッチアワードなどで、都度プレゼンテーションについても評価を得てきたので、その作り方をお伝えして

      • 新規事業推進者の胸に響く、薩摩の教え「漢の順序」

        ご存知の方も多いと思いますが、島津義弘公の教えともいわれる薩摩の教え「漢の順序」(ここで言う漢は男性という意味ではなく、挑むもの、くらいのニュアンスで) 一 何かに挑戦し、成功した者 二 何かに挑戦し、失敗した者 三 自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手伝いをした者 四 何もしなかった者 五 何もせず、批判だけしている者 六 何もせずに批判するだけではなく、足を引っ張る者 「何かに挑戦し、成功した者」 になれれば理想なのですが、センミツ(1,000分の3)と言われるように

        • 社内起業でどうやれば優秀な人を自分のチームに巻き込めるのか?

          ありがたいことに、私はあまり自分のアイデアのチームアップに苦労したことがありません。 (ここでいうチームアップはアイデア段階での3-5名のホントに最初のチーム) ただ、チームアップにそれほど苦労していないといっても、何もしなくても優秀なメンバーに集まってもらえたか、というとそんなことはありません。 今回はそんなチームアップに苦労しているイントラプレナーへの参考になればと思い、記載するnoteです。 チームアップのために取り組むべきこと一番手っ取り早いのは「自分が何者でも

          努力は一生 本番は一回 チャンスは一瞬

          このたび、プロ野球の日本ハムファイターズ監督に就任が決まったときの新庄剛志新監督のメッセージです。 たった今北海道日本ハムファイターズの監督に就任が決まりました 努力は一生 本番は一回 チャンスは一瞬 この言葉を胸に日本ハムと共に、笑顔を忘れず これから長い船旅を戦って行きます このシンプルな言葉の中に、これまでの新庄さんの生き様とこれからの覚悟と信念が込められているように感じます。 笑顔を忘れず これから長い船旅を戦って行きます ただただ、とても良い言葉ですが、

          努力は一生 本番は一回 チャンスは一瞬

          行いは俺のもの、批判は他人のもの。私の知れた事ではない

          明治維新の時代を幕府側で江戸城の無血開城という和平交渉で有名な勝海舟ですが、実に多くの名言を残しています。これはそのなかで特に新規事業、イントラプレナーに届けたいメッセージです。 企業のトップから新規事業を生み出そう!変化を恐れるな!失敗に挑め!というメッセージがあるはずなのに、いざ行動すれば、なぜか批判がつきまといます。 もちろん失敗したことに対して批判が出るのは当然ですが、そもそもなぜか行動自体にブレーキがかかる感を受けることだってあるでしょう。 しかし、何か新しい

          行いは俺のもの、批判は他人のもの。私の知れた事ではない

          WILL - CAN - MUSTで新規事業案を考えてみる

          概要WILL - CAN - MUSTから新規事業案を考えてみるnoteです。 各項目は以下の通りですね。 WILL:本人がやりたいと思っていること、意志 CAN:本人ができること、無意識に身についていること MUST(HOPE):会社から求められていること、やってほしいこと この3つのフレームはケース・バイ・ケースですし、職域・ポジションやライフスタイルの変化(結婚、育児、年齢など)でも推移しますが、新規事業を考えるうえで自社と自分を客観的に分析することでより強力に事

          WILL - CAN - MUSTで新規事業案を考えてみる

          新規事業における「WILL = 原体験?」のちょっとした疑問

          新規事業開発に限らず、最近ではWILLという単語がビジネスの場で広がっています。(私が耳にしたのは一年ほど前でだいぶ遅いほうです) 学校英語では、WILLは「助動詞」として、未来形のときに使うと教わると思います。 WILLは名詞として使うと、「意志」という意味を持っています。 「free will」=「自由意志」や、iron will=「鉄の意志」などですね。 このWILLの背景には、イノベーションが求められたり、全体主義から個人主義、拡大再生産の限界、少子高齢化による

          新規事業における「WILL = 原体験?」のちょっとした疑問

          行動は必ずしも幸福をもたらすものではない。しかし、行動のないところに幸福はない。

          イギリスの政治家・小説家、ベンジャミン・ディズレーリのお言葉。 原文はこちらです。 Action may not always bring happiness; but there is no happiness without action. - Benjamin Disraeli - 1800年代に活躍した人物で、200年近く前の言葉とは思えない瑞々しさを感じます。 新規事業というキラキラした印象とは裏腹に、実態はキツイこと、泥臭いこと、やっべーもうどうしようもな

          行動は必ずしも幸福をもたらすものではない。しかし、行動のないところに幸福はない。

          新規事業企画における「良い仮説」の磨き方

          新規事業は仮説の検証をひたすらに繰り返していくことで成長していきますが、このなかで当然良い仮説(と判断されたもの)が採択され、最終的に事業化承認を得ることができます。 ※事業化承認されたらされたでそれ以上に過酷な道が続くのですが。。 それではそもそも「良い仮説」とはなんなのでしょうか、について色んな方のご意見をもとに一番しっくりきたnoteです。 事業仮説の方程式ではさっそく、事業仮説の方程式です。 事業仮説 = 情報量 × 思考力 × 素直さ 情報量 ・日々のニュー

          新規事業企画における「良い仮説」の磨き方

          大事なのは技術ではなく、それを使って何を生み出すことができるかだ。

          どなたの言葉かご存知でしょうか? と引っ張るまでもなく、イノベーションのカリスマ、スティーブ・ジョブズです。 ジョブズといえば「Connecting the dots.」が伝説的メッセージで、この言葉、わたし自身多分に影響を受けています。 (私がソフトバンクからスピンオフした事業の社名をconect.plus株式会社としたくらいです。nが一つなのも誤字ではなく、2つの点を1つにつなげる、という意味が込められています) 最先端テクノロジーを見事にコモディティ化させているジ

          大事なのは技術ではなく、それを使って何を生み出すことができるかだ。

          ソフトバンクの新規事業提案制度で、合格率2.3%を突破したエントリーシートをご共有

          今となっては未熟感満載ですが、こちらは実際に私が第7回ソフトバンクイノベンチャー(以下SBiv)にエントリーし、合格した書類をご紹介しながらその項目について当時の意図を説明したいと思うnoteです。 SBivは都度改善されているので、現在と同じフォーマットではないですが、いわゆる新規事業提案をしようとすると要求される項目のベースの部分は変わらないので新規事業提案でなにか悩んでいる方への参考になればです。 ちなみに、第7回SBivはたしか、130件エントリー→合格3件、とい

          ソフトバンクの新規事業提案制度で、合格率2.3%を突破したエントリーシートをご共有

          俺はな、仕事っていうのは、二階建ての家みたいなもんだと思う。

          俺はな、仕事っていうのは、二階建ての家みたいなもんだと思う。一階部分は飯を食うためだ。必要な金を稼ぎ、生活していくために働く。 だけどそれだけじゃあ窮屈だ。だから仕事には夢がなきゃならないと思う。 それが二階部分だ。夢だけ追っかけても飯は食っていけないし、飯だけ食えても夢がなきゃつまらない。お前だって、ウチの会社でこうしてやろうとか、そんな夢があったはずだ。それはどこに行っちまったんだ。 下町ロケットの佃社長の言葉です。(池井戸潤先生というべきですが) 仕事には様々な

          俺はな、仕事っていうのは、二階建ての家みたいなもんだと思う。

          会社の強みと自分の強みと、領域と

          何事も一概に言えないですが、これは特に一概に言えないテーマとわかってnoteします。 社内起業、新規事業提案制度で最初にすることはアイデアの提出ですが、このときに会社と自分がごっちゃになっている、もしくは会社と自分を完全に切り離していると、何発提案しても採択されない、事業化されない状態になります。 この課題を払拭するために重要なのが、「会社の強み」と「自分の強み」を分解したうえで、整理する、という視点です。 日頃、会社の強み、は実感していると思いますが、「会社を離れた自

          会社の強みと自分の強みと、領域と

          社内起業をしてきて励まされてきた言葉や痛感したことを書くnote

          社内起業家/イントラプレナーをしています(ご支援も)。 社内起業と普通の起業は共通項もあるものの、違う点もあります。事業を作るという意味ではゴールは変わりないかもしれませんが、大企業の中で自分のアイデアを事業に昇華することはスタートアップとはまた違うプロセスがあります。しかし、この社内起業についてはそれほどロールモデルもなく、悪戦苦闘・暗中模索・五里霧中をしてきたので、その過程で心にしみたメッセージや出来事をメモするnoteです。 <このnoteの目的> 世の中のイント

          社内起業をしてきて励まされてきた言葉や痛感したことを書くnote

          内心の自由を他人に明け渡してはいけない

          いとうせいこうさんのお言葉ですが、大きく考えると思想・良心の自由などにもつながるものの、ここではもっと狭義の意味で取り上げています。 長く組織に属している方は知らずしらずに、自分の意志の前に「会社」「上司」がチラついたりするときはないでしょうか。 すぐに出来ることとして、自分の思想と違うことの同意を求められた時に、決してうん、はいとは言わない、ということがあります。 一瞬でも頑張って、「うーん」とか「は、、、、い?」と抵抗をするのも手であり真っ向から口論するとまずい場面

          内心の自由を他人に明け渡してはいけない