親子の心をつなぐ1ページ1ページが宝物! 毎日の暮らしに読書がすっかり溶け込みました。
お子さんがヨンデミーを約1年継続してご受講中のこたなおさんに、お話を伺いました。
こたなおさんのお子さんは小学校2年生。
当初はなかなか自分からは本を読まなかったものの、ヨンデミーを使い始めてから読書の楽しみ方をどんどん身につけています。
友だちと本の話をしたり、親子で読み聞かせを楽しんだり……こたなおさんとお子さんの、あたたかくて素敵な読書の日々をたっぷりお届けします。
ここに注目! ヨンデミーエピソード
読み聞かせは好きだけど、なかなか自分からは読みたがらなくて……
——まずは、ヨンデミーを受講し始めたきっかけについて教えてください。
受講し始めたのは、小学校に入る2〜3か月前でしたね。
長女の同級生のお母さんと習い事について話をしたのがきっかけでした。
「うちはヨンデミーっていうのをやっているけど、とてもいいよ」「サポートもしてもらってすごくやりとりしやすかった」というお話を聞いたんです。
——そうなんですね! その頃、お子さんの読書はどんな状況だったんですか?
小さい頃から読み聞かせをしていたので、本を読んでもらうこと自体は楽しんでいました。
でも、自分からはまったく読みたがらなくて……感想を聞いてみても面倒くさがって言わないんです。
——読み聞かせが好きだからこそ、わざわざ自分から一人で読みたくはない、という感じでしょうか。
そうですね。
読み聞かせそのものは高学年までやっても効果があることを知っていたので、焦らず続けていくつもりではいました。
そうは言っても周りを見ると、スラスラと自分で本を読むお友だちもちらほらと出てきていたんです。それを見るとやっぱり「本当にこれから読むようになるのかな……?」「大丈夫かな……」という不安のほうが大きくなってきていました。
——なるほど……。
そのあとヨンデミーのことをいろいろと調べてみて……「オンラインの授業料で1か月に2,980円」という価格感がどれだけ妥当なのかは、最初はピンときませんでしたね。
でも、「読書を継続できるきっかけになるなら高くないかな」と思って、ひとまず受講を申し込んだんです。
友だちとのつながりを通じて「1年前よりも本が好きになった」
——受講を始められてから1年ほど経ちました。受講当初と比べて、お子さんの様子はいかがですか?
じつは娘に直接、1年間の感想を聞いてみたんです!
——そうなんですね! お子さんはなんと言っていたのか気になります。
「1年前と比べて本が好きになった」と言っていました。
好きになった理由は色々とあるようで、ヨンデミーに加えて、学校の授業やクラスメイトの影響も大きいみたいですね。
——学校のお友だちからは、どんな影響を受けていらっしゃったんでしょうか?
クラスのお友だちの中にはかなり難しい本を読む子もいるんですよね。
おそらくはその子の影響を受けて、「長くて絵の少ない本を借りてきてほしい」と娘の方から言うようになりました。
友だち同士で本のおすすめ合いもしているそうで、自分で選んだ本が読書家の友だちに評価してもらえると嬉しいみたいです。
——読書がお子さんたちの共通の話題として、コミュニケーションが生まれているんですね。周りからも素敵な影響を受けていることを感じます……!
本の世界に入り込み、さまざまな楽しみ方ができるように
——ご家庭での読書は、どんなふうに楽しまれていますか?
最近は、自分も登場人物であるかのように物語に入り込んでいることが多いです。
登場人物の気持ちと自分の気持ちを重ね合わせたり、登場人物とは気が合わないとその本自体を嫌いになったり……そういうときは、感想も率直に出てくるんですよね。
——なるほど。お子さんにとって登場人物は身近な人と同じように共感できる、リアルな存在なんですね。
絵本作家さんの名前も自然と覚えているみたいですね。
内容の共通点に娘が気づいて、同じ作家さんが書いている本だとわかることもあります。
——作家さんを見抜けるのはすごいですね……! これまでの読書経験がお子さんの中で結びついていることを感じます。
こんなふうに楽しみ方を広げられているのは、ヨンデミーのミニレッスンで多様なジャンルの学びを重ねているのもあると思いますね。
たとえば「レーベル」についてのミニレッスンは、私も知らなかったような内容が書いてあって驚きました。
はる先生・ささぬま先生の本紹介動画もとても楽しんで見ています!
紹介されていた本は読みたくなるのですぐに図書館で予約しています(笑)
——なるほど。毎日のレッスンを受けながら読書を続けるうちに、お子さんが本の楽しみ方を徐々に学んでいるんですね。
最近は自分で本を選びたい気持ちもどんどん出てきているようです。
娘のなかでは「自分で選ぶ本」と「ヨンデミー先生が選んでくれる本」は、はっきり分かれているみたいですね。
「ヨンデミーは、自分で出会わない本に出会わせてくれる」と自分からも言っていました。
——お子さん自身がヨンデミーを使いこなして、本との出会いを増やしているんですね。
「ヨンデミーがなかったら、自分から本に触れることは少なかったと思う」とも言っていましたね。
学校のほうでも読書に応じた賞があったり、個人で感想を書く活動があったりするんですが……ヨンデミーのほうが、アプリ上で連続日数などの数値をカウントしてくれるので記録がわかりやすいですよね。
そうしたモチベーションもあって「1日1回はヨンデミー」が当たり前になっています。
日々の読み聞かせはセラピーの時間
——お話を聞いていると、読書が日常のあちこちに入り込んでいるのを感じます。具体的にはどんな時間帯に取り組まれているんでしょうか?
わが家の場合は、朝食後にヨンデミータイムをとっています。
朝ご飯を食べたあと、そのままテーブルでiPadを使っています。
わが家では、図書館から借りてきた本はキッチンワゴンに入れてリビングに置いてあるんです。
そこにパッと手を伸ばして読んで、感想を提出して……というのがルーティンになっています。
——なるほど、いつもの習慣にくっつけて上手く日常に溶け込ませているんですね。
そうですね。
始めてすぐにヨンデミーが生活に馴染んできたわけではなかったんですが……「とりあえず来月も続けてみよう」「そのまた来月も」と続けているうちに、気づいたら当たり前になっていました。
一緒に読み聞かせをしていると、最中に私自身が笑ってしまったり、涙が出て言葉に詰まってしまったり……そんなときも、子どもと一緒に楽しめていますね。
ときには、娘の方から妹に読み聞かせをしてあげていることもあります。
——素敵な時間ですね……保護者さまとお子さんの間に、読み聞かせを通じた温かいつながりがあるのを感じます。
私にとって読み聞かせは、今までもこれからも、ずっと心の支えになるものなんです。
子育てが大変な中でも、読み聞かせを通じてリラックスしたり、知らないものに出会えたりしますよね。大切な、セラピーのような時間だと思っています。
手紙で気持ちを伝えられるように
1年前と比べると、ほかにも変化があって……最近は手紙を書くのが上手になってきたんです!
——手紙、ですか?
娘は人のために何かをするのが好きな子で、家族や周りの人によく手紙を書くんですよね。
ついこの前は、卒業する6年生の先輩に渡す手紙を作っていましたし、夫と話をしている際につい声が大きくなったときは、夫婦で手を繋いだ絵を描いて持ってきたこともありました。
——それは素敵ですね……!
そんな娘の姿を見ていて、手紙の中で自分の気持ちを書くことが1年前と比べて上手くなっていることに気づきました。
日々読書をする中で、親としては「自分の気持ちをもっと感想に含めて書いてほしい」という期待はありました。
でも「一行でも自分の言葉で発信してくれればいい」と思い、グッと我慢してずっと見守っていたんです。
娘のほうも、とりあえず途中まででも、ひとことでも感想を出そうといつも取り組んでいます。
その積み重ねがやっと芽を出してきたのかもしれません!
——なんだか私たちも嬉しいです。お子さん自身の気持ちを言葉にして伝えられると、人との関わりもどんどん広がっていきますよね。
言葉そのものも、読書を通じて新しく学んでいるみたいですね。
「その言葉、ふだん使っていないよね?」と思うと、じつは本の中で出会った言葉だった、ということも多いです。
焦らず、少しずつ読書家になればいい
——ここまでのお話を振り返ると、お子さんの日常に読書がすっかり溶け込んでいることを感じます……!
始めた頃と比べると、全然違いますよね。
私自身も「一人読みをさせようと急がなくてもいいんだ」とだんだん心が軽くなってきました。
——なぜ、そういった気持ちに変わってきたんでしょうか?
ひとつの理由は、毎週のミカタラジオを聴いていることですね。
おそらく保護者の方の多くは、習い事した「結果」を実感したいものだと思うんです。
私も「いつになったら一人で読むのかな」という期待を以前は持っていましたが……ミカタラジオで先生たちの経験やお話を聞くうちに、「こんなふうにいつか読むようになるから、今は読まなくても大丈夫だ」と学んで気が楽になりました。
——ヨンデミーメンバーも読書歴は十人十色で、必ずしも小さい頃から読書にハマったわけではないんですよね。
ブックトーク動画で紹介された『にんきもののひけつ』は、以前は読み聞かせで読んでいましたが、最近では自分で読むことができるようになってきました。
4月から今までで、読む本の文字数は大きく伸びています。
以前の本人と比べたらとても成長しているので、ゆっくり見守れるようになっています。他のお友だちが読んでいる本と比較することもなくなりましたね。
——『にんきもののひけつ』というと、ちょっと絵本よりは文字の多いいわゆる「児童書」ですよね。お子さんのペースに合わせて見守る姿勢があるからこそ、そうした本も読めるようになってきたのかもしれませんね。
読書に慣れたからか、最近は漢字にも興味を持つようになっています。
大人向けの旅行関係の雑誌を見て、知らない漢字を紙にメモしては「まだ学校で習っていない漢字も書けるようになった」と喜んでいるんです。
——そうなんですね……! 文字にも興味が出てきたのは素敵な変化です。「新しいことを知るのが楽しい!」と思えると、どんどん好奇心は広がっていきますよね。
読書を「心の友だち」として、自分だけの価値観を育んでほしい
——これから、お子さんに読書を通じて体験して欲しいこと、身につけてほしいものなどはありますか?
これは私自身の経験なんですが……。
ずっとぼんやりと抱いていた気持ちを、本の中で出会った言葉がしっかりと言い当ててくれたことがありました。
その瞬間、「やっぱりそうだよね」「このまま、自分の軸として持っていていいんだ」と思うことができたんです。
娘にもそれと同じような経験をして、価値観や自分の軸を作っていってほしいと思います。
そのためにも、今後は自分の気持ちに少しずつ向き合えるようになってくれたらいいですね。今は文字を追って理解することが中心になっているので。
——身の周りでは出会えない人にも、読書を通じてなら出会うことができますよね。そうした出会いを繰り返して、お子さんの価値観が作られていくのだと思います。
そうですね。読書が心の支えや、ときには自分だけの秘密の友だちになってくれたら何よりです。
——秘密の友だち、いい言葉ですね。お子さんの心が豊かに育つよう、私たちもお手伝い出来ましたら嬉しく思います。
ヨンデミーは1年前と比べてかなり変わりましたよね。
最初はアプリの機能も今より少なかったし、ミカタラジオも配信されていなくて……正直、今入会される方には、当時よりもすごくおすすめしたいです!
——そう言っていただけますと励みになります。お子さんがより読書を楽しめるよう、保護者さまのサポートをより強化できるよう、日々改善をしているんです。
毎日の読書を支えてくれる良いサービスなので、これからも親子で楽しませてもらいたいです。
今後、もっともっと進化していくことにも期待したいですね。
——メンバー一同、お子さんの豊かな読書体験を支えられるようにサービスや発信を磨いていきたいと思います。
本日は、素敵なお話を聞かせていただきありがとうございました!
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