すすめても図鑑ばかりだったのに……お気に入りの本との出会いで、好奇心がパワーアップ! 物語の続きを自分で考えています!
お子さんがヨンデミーオンラインを約1年間継続してご受講中のデュークカブーンさんに、お話を伺いました。
デュークカブーンさんのご家庭は、小学2年生の息子さんと5歳の息子さんの2人兄弟。ヨンデミーをご受講されているのはお兄さんで、好奇心旺盛な性格とのことです。
物語を読んでほしいという思いから、色々な働きかけをされたそうですが、効果はいまいち。
ところが、お気に入りの物語に出会ったことでお子さんに大きな変化がありました! 本が好きになり、学校の授業で感想を褒められるほどの成長を見せてくれたのだそうです!
本を通してグッと成長されたお子さんと保護者さまとの、素敵なエピソードの数々を伺いました。
ここに注目!ヨンデミーエピソード
選ぶ本は図鑑ばかり。周りの子のように「かいけつゾロリ」を読んでもらいたかったけれど……。
――まずは、ヨンデミーを始める前の、お子さんの読書の様子について教えてください!
通っていた幼稚園が読書を積極的にすすめていたので、読書習慣はありました。生まれた時から私が読み聞かせをしていたので、本を身近に感じられる環境ではあったと思います。図書館にもよく行っていました。
――そうなんですね。お子さんは本が嫌いなわけではなかったのですね。
そう思います。
ですが、選ぶ本に偏りがあるのが気がかりでした。子どもが選ぶのは図鑑ばかり。
絵を見ているのか、文字を読んでいるのかわかりませんでした。ただ、すごく好奇心旺盛な子なので、内容には詳しくなっていました。だから、読んではいたのかなと。
――そういったお悩みはよく耳にしますね。図鑑ばかりのお子さんに対して、保護者さまがしていた読書の工夫や取り組みがあれば、教えてください。
小学1年生になったとき、周りの子が読んでいると聞いて「かいけつゾロリ」シリーズを図書館で借りてきました。シリーズの中でも彼が興味を示しそうな「恐竜」や「生き物」のおはなしを選んで。
でも、息子は読みませんでしたね。
プラネタリウムで映画の『かいけつゾロリ』を上映していると知って、読書の手助けになるかと思って、観に行ったこともありました。 原作の本を手に取ってくれることを期待して、ディズニーの映画も一緒に観ましたね。
――「読書のために映像を観る」というのは珍しい取り組みですね。
いきなり本だとハードルが高いように思えたので、想像力のサポート的な意味で映像を先に観ることを試しました。
でも、読書にはつながりませんでしたね……。
――保護者さまの働きかけもとても素敵に思えますが、お子さんには響かなかった。
そうですね。1年生のころは親からの選書や働きかけが響かず、図書館で本を借りてきても結局読み聞かせになってしまっていました。
「これでいいのかな」と悩んでいましたし、本をもっと楽しんでほしいという親の願いも強くなっていきました。
実は、ヨンデミーのことは、息子がまだ幼稚園に通っていた頃に知って、興味を持っていました。ただ、まずは自分で図鑑以外の本に興味を示してもらえるようにアプローチをしてみようと考えていたんです。
それがなかなかうまくいかなかったので、「やっぱりヨンデミーを始めてみよう!」と思ったんです。
「本が身近に感じられる子になってほしい」 ヨンデミーなら色々なジャンルの本を手に取れるかも。
――ヨンデミー受講前の印象はどうでしたか?
本のおすすめが魅力的に見えました! 最初に知ったときに色々調べながら、息子が始めたときを想像していました。ただ、彼はこだわりが強いので、おすすめされる本に抵抗があるかもしれないとも思っていて……。
だから、実際に受講してからは、無料期間で息子に合っているサービスなのか、見極めようという気持ちが大きかったです。チャレンジしてみること自体はいいことだと思ったので!
ヨンデミーのサービスを息子に説明したら、「やるやる! やってみたい!」と意外と乗り気でしたね(笑)
――ヨンデミーを始めるにあたって、お子さんにこうなってほしいという理想や希望などはありましたか?
ありました。
まず、色々なジャンルの本を読めるようになってほしいと思っていました! ジャンルの偏りが気になっていたので……。
あとは、ぶ厚い本でも諦めずに手に取ってほしいとも思っていました。
私は彼に文章を読める子になってほしいんです。
私自身、勉強で、文章から想像することができず苦手意識をもってしまった経験があるので……。文章を読めることの重要さは実感していました。
あと、これも私の経験なんですが、本は仕事などで困ったときに頼る場所であり、一息つける場所だと思っています。
だから、本が身近に感じられる子であってほしいという願いがありました。
最初の1週間。声かけはしなかったのに、「物語読んでる……!」
――ヨンデミーを始められてから、最初の1週間で早くも息子さんに変化があったとか!
そうなんです。私は最初の1週間は見守ることにしていました。
ですから、「読んでみたら?」などの声かけは特にしていないんです。それでも、息子はヨンデミー先生がすすめてくれた本なら読みたいと思ったようで、本を手に取りました。
ヨンデミーで最初におすすめされたのが、猫の本でした。息子はサバンナに生息しているような、実際には飼うことのできない動物に興味を持っているんです。だから、正直なところ彼の好みには合わないかな~と思いました。その後も猫の本が続いて、私は「また猫が来た!?」と思ってしまって(笑)
でも、息子は「読めた!」と、何冊も持って来て見せてくれました。私はその様子を見て、「え、物語読んでる!」と驚きましたね。
――見守り作戦は功を奏したようですね。お子さんにとっては、ここで図鑑以外の本への興味という新しい扉が開いたんですね。実は、ヨンデミーでは、習慣づくりのために最初の1週間をとても大切にしています。
――お子さんが自分から物語を読んだとのことですが、最初にお子さんが興味をひかれたのはサービスのどのあたりだったんでしょうか?
ヨンデミー先生の存在の影響が大きかったみたいです。
息子はヨンデミー先生が本当にいると思っているところがあって、「ヨンデミー先生からおすすめされた特別な本」と考えていたみたいです。親が選んだときには読まなかった本でも、「ヨンデミー先生がおすすめしてくれたから読みたい!」と言って読んだこともありました!
アプリの他のどんなしかけよりも、ヨンデミー先生の存在がすごく大きかったと思います!
――ヨンデミー先生を身近に感じられていたから、毎日続けられたんですね!
そう思います!
ミニレッスンの時間は特に決めていなかったんですが、寝る前に「今日ヨンデミーやってない」と言い出して、「じゃあ、今からやろうか!」と話して、取り組んでいましたね。「ミニレッスンを受けないことが彼にとって違和感になっているんだな」と思いました。
――お子さんにとって、ヨンデミー先生に毎日会うことが大事になっていたんですね!
そうですね。
あとは、YL(ヨンデミーレベル)がモチベーションアップにつながったみたいです。
というのも、ヨンデミーを進めていくうちに、ドラゴンの登場するおはなしがおすすめされたことがあって。そのときに、「猫じゃないのが出てきた~!」と親子で盛り上がりました。彼は「今は猫の出てくるおはなしが多いけど、もっとレベルが上がったら僕の好きなサメやヘビが登場するおはなしがおすすめされるかな~!」と言って、レベルを上げることに前のめりになりましたね!
レベルが上がると、どんな本がおすすめされるようになるのか知りたくて、一緒に表を見て話しました。
ミカタラジオで視野が広がった!
「読書の良さを実感する機会は人それぞれ」
――デュークカブーンさんはミカタラジオも聴いてくださっているんですよね。
はい。無料体験期間中にミカタラジオの存在を知って、過去回も全部聴きたくて、家事をしながら、第一回から聴きました!
すごく好きで、教育についての情報はもうこれだけで十分じゃないかなって思います!
――うれしいお言葉、ありがとうございます!
ちなみに、どんなところに魅力を感じていただけたんでしょうか?
私が読書を身近に感じてほしいと思っていた理由よりも、はるかに多くの利点があるんだなって知れるところですかね。
人それぞれ感じ方は違うと思うので、読書のいいところを実感する機会も人それぞれだと思います。ミカタラジオを聴けば、いろんなご家庭がいろんな角度から、自分の子どもに読書を続けてほしいと思えるだろうな、と思います。
――なるほど。では、デュークカブーンさんのミカタラジオのイチオシ回はどの回ですか?
たくさんあるんですけれど……(笑)
「物語はEQを高めてくれる」というお話もすごく好きでしたし、神回と言われる第27回や、風越学園に取材している回も好きです。「素直さ」についての回も、聴いていてすごく納得というか、勉強になるなぁと思いました。
私は、ミカタラジオを聴いていたことで、子どもの成長を楽しみに思う気持ちが大きくなりました! どっしりと構えて見守れるようになりましたね。
▽『おうち読書のミカタラジオ』はこちらからお聴きいただけます!
お子さんが『やまなし』をきっかけに本好きに!?
――ヨンデミーを続けている中で、お子さんはある作品に出会って本が大好きになったそうですね。
そうなんです。宮沢賢治の『やまなし』がきっかけになって、息子は読書が好きになったみたいで。
ヨンデミー先生から『やまなし』が選書された時に、息子から「『クラムボン』って言葉の意味がわからないんだけど、お母さんはどう思う?」と聞かれました。「お母さんはこう思うよ~」と答えはしたんですが……。
私に尋ねたあとに、学校の先生にも「クラムボン」について質問していたみたいで……(笑)
そのことを聞いた時、「図鑑以外に興味をもって、行動したんだ!」って思って、すごく驚きました。初めてのことだったので、嬉しかったです。
――興味がひろがったきっかけだったんですね! 素敵です。「クラムボン」については、ヨンデミーのLINEなんでも相談窓口にも聞いてくださいましたね!
はい(笑)
息子に「ヨンデミー先生にも聞いてみてほしい」と言われて、ヨンデミーのLINEなんでも相談窓口にも「ヨンデミー先生なら『クラムボン』をどう考えますか?」という質問を送りました。
ヨンデミー先生がやる気の源になっていた彼にとっては、ヨンデミー先生の考えが気になっていたのだと思います。
――社内メンバーで、一生懸命答えを考えたのを覚えています(笑)
この『やまなし』の一件から、お子さんの読書への姿勢に変化はありましたか?
ありました!
この一件から、息子は本が大好きになったように見えましたね。
『やまなし』から宮沢賢治の作品にハマって、色々図書館で借りてきました。なかでも『注文の多い料理店』がお気に入りです。
息子は「『注文の多い料理店』に出てくる山猫軒の続きを作りたい!」と言って、レゴやプログラミングを使って物語の世界を作り、続きのおはなしを自分で考えています。
息子はヨンデミーを始める前から好奇心旺盛で、興味を持った生き物のことはかなり詳しく調べていました。実際には飼えない動物の飼い方なども調べていて。
そして、その好奇心旺盛な性格が本に触れてしたパワーアップした感じですね!
息子は、もともとレゴで自分の世界を作り出すのが好きでした。最近は、本で調べ物をして知った情報をもとに設計図を描いています。それを、レゴや習い事のプログラミングでの創作にうまくつなげています。
宮沢賢治の作品を通して、好きなことや習い事の世界と本の世界とがつながったみたいです!
――お子さんが以前よりも本に前向きになれたとのことですが、図鑑以外に手を伸ばす機会も増えたのでしょうか?
そうですね。ヨンデミー先生のおすすめで、ジャンルがひろがったと思っています。
例えば、以前なら読み始めることはなかった『パイレーツ・オブ・カリビアン』を、「ヨンデミーやってるから読めるかも!」と言って手に取りました。
海賊のおはなしも彼の好奇心をくすぐるようで、「宇宙海賊船に乗って、かに座E55惑星にダイヤモンドを取りに行くぞ!」と言って想像をふくらませています。
誕生日にもらったハンモックチェアで読書に熱中!
――『やまなし』をきっかけにお子さんに様々な変化があったんですね。では、ここからは現在の読書への取り組みについて聞かせていただければと思います。
今は取り組み方が少し変わってきました。「始めた頃よりも義務感が薄れたのかな?」と思います。
以前よりも自分のペースで楽しんでいるようです。
息子は最近、誕生日のプレゼントとして贈ったハンモックチェアで、暇さえあれば読書をしています。「隙間時間の使い方が上手になったな」と思いますね。
読書中の姿勢が逆立ちみたいになっていたりして、時々ギョッとしてしまうんですが(笑)
姿勢は少し気になるけど、楽しんでいるのがわかるので、あまり口出しをせずに見守っています。
――ヨンデミーを受講していて、うれしかった出来事はありますか?
あります!
学校で『スイミー』を習ったときに、息子の成長を実感することができたことがとてもうれしかったです!
息子はこだわりが強く、お友達の中で浮いてしまうのではないか……と心配していました。そんな中で、学校の授業で『スイミー』を習い、感想を書いたのだそうです。息子の感想は、
「協力すれば何でもできるということをスイミーは教えてくれた!」というものでした。
担任の先生から「すばらしい!」とお電話をいただきました!
息子が協力することの大切さを学んでいたというところに感動して、すごくうれしかったのを覚えています。
そしてその夜にミニレッスンを受けていると、たまたまヨンデミー先生が『スイミー』の話をしてくれていました。「人と違ってもいい」という言葉が添えられていて、このひとことも心に深く刺さりました。
『スイミー』を通して、「協力することの大切さや、人と違っても自分にしかできないことがあるんだ、という素敵な学びが得られたね」と息子と話しをすることができ、心あたたまる時間を親子で過ごせました。
――親子でお話しができた、というのがとても素敵です。『スイミー』という物語を通じて、お子さんはぐっと成長されたんですね。
そうですね。
そういえば、先日は学校で音読を褒められ、音読名人として校長先生の前で披露したそうなんです!
息子は、家では音読の宿題を高速でやるので、「ちゃんとわかってるのかな?」と少し心配していたんですが……。
息子が「ヨンデミー続けてるから得意なんだよね!」とうれしそうに話してくれました。
――ヨンデミーを続けていることが自信につながっているんですね。素敵です!
「ずっと本が身近にあって、自分の居場所にしてくれたらうれしい」
――最後に今後のことについて聞かせてください。お子さんにはどんな風に成長してほしいですか?
想像力が豊かになってほしいなと思っています。想像力を働かせて、人のきもちを思いやることができたり、未来を変える力や支える力にできたり。その基盤として、息子には読書があってほしいと思いますね。
――『やまなし』の感想を色々な人に聞いたり、『スイミー』で協力することの大切さに気付けたお子さんなら、すでに芽は出ているのではないかと思います!
本を通して成長できたからこそ、今後も世界をひろげていってほしいですよね。
そうですね。
もともと、息子は気難しいところのある子なので、「友人とうまくいかなかったときでも本が自分の居場所となるように」と考えていました。
だから、周りの子たちがタブレット学習の習い事をしていると聞いたときに、「タブレット学習よりもヨンデミーをしてほしいな」と思ったんです。
これから先も、「今の好きな気持ちを忘れなければいいな」「ずっと本が身近にあって、自分の居場所にしてくれたらうれしいな」と思っています。例えば、中学生になり忙しくなって、少し読書から離れる時期があっても、また戻ってきてくれたらいいなって。
そのために、私は見守っていきたいです。
――インタビューの初めにおっしゃっていた「一息つける場所」ですね。ご家族が見守ってくれる環境も、お子さんにとっては心強いだろうと思います。
家庭の様子も、ヨンデミーを始めてから変化があったんです。
本の話を親子でできることで、家庭内での日常の質が上がったというのを感じていて。
息子が楽しそうに本を読んだり、本の話をしたりするからですね。
それを見ていた弟が「早くヨンデミーやりたい!」と言ってひらがなを覚え始めて、驚きました(笑)
――なんと弟さんまで! ヨンデミーがひらがなを覚えるきっかけになれたと知って、驚いています。
お兄さんにこれから読書を楽しんでほしいのはもちろん、弟さんのお力にもいつかなれたら嬉しいです。ヨンデミー一同、サービスを磨いていきたいと思います。
本日は、素敵なお話を聞かせていただきまして、ありがとうございました!
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