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yomogi
2020年4月16日 07:03
泥の底、愛想笑いの襞、丸い海、重なる永久、慈しみ、堂々巡ったその果て、今は見えない、明日も見えない。
2022年8月11日 23:59
背の高い ショーケース越し 目が合う夏
2022年1月26日 12:04
空の切れ目、靡くわたしの心たち
2021年1月22日 21:05
靄が掛かった、琴線のような夏のこと。薄暗いこのワンルームに、ぱたりと落ちるふたりの言葉。僕の心を掴んで離さない瞬間は、必ずしも劇的ではない。今朝、窓際のガーベラの水を取り替えていないことを思い出した。もとの居場所から引き剥がされて、他者から何かを与えてもらわないと自らの命さえ守ることができないそれを、僕の匙加減で生かし、慈しんでいる。もっと存分に、鮮やかにあれよと、僕の匙加減で押しつけ、愛している
2021年9月26日 18:49
薄暗い西の空と浅瀬の夢長い夜のためのラブソング線路に沿ったフェンス越しに昨日見た風を待つこの苦しみと一緒にこれからあなたと生きるのね
2020年3月29日 23:34
白昼夢、恋の畔で 貝を掘る
2020年3月27日 00:02
僅かに含んだ湿度を逃すほどの渇き獣が通ると噂の街は、今日も眠らない
2020年3月22日 17:23
許しを請う25時お任せを、微塵の跡形もなく殺すまで
2020年3月18日 19:56
うまれかわっても、もういちど紡いでねわたしの白は、どんな誓いも受け入れる
2020年3月17日 14:40
カーテンの隙間から零れ落ちるこの煌めきだけは永遠だと思うの