"ちょうどよかった"を口癖にする
「ちょうどよかった」
なにか思いがけないことがあった時に、そう呟くようにしている。
◇
土曜日、浅草の気になっていたカフェに行ってきた。
和食のモーニングが楽しめるお店あるかなぁと探していた時に見つけたお店。
久しぶりに浅草に行けることもあり楽しみだったけど、あいにくの雨降り。
だけど「ちょうどよかった」を口癖にすると、ちょっとだけ視点が変わる。
このカフェが9時オープンで、9時10分くらいにお店に着いたのにすでに行列。
土曜の朝という理由はあるかもしれないけど、晴れの日だったらもっと並んでいたかもしれない。雨の中並ぶのはちょっと大変だったけど、晴れの日に長い行列で待つことも大変。
雨降りでちょうどよかった。
◇
人生は思いがけないことが起こる。
回避できることもあれば、できないこともある。
そんな時に「ああ、ちょうどよかった」と言ってみる。
週末にやりたいことがあったのに体調が優れなかった時。
今まではそんな自分に落ち込むことも多かったけど、「最近ゆっくり休めてなかったもんな〜ちょうどいい」と呪文を唱えたら気持ちも心もしっかり休めるようになった。
最近のお別れもそう。
ちょうど忙しい時期で自分のことに集中したかったから、「同じこと何度も悩んでいた時間から解放されてちょうどよかった」と思えたら前を向けた。
先日もお散歩がてらと行きたかったパン屋さんに行ったら、お財布を忘れてしまった。
だけどどうしてもそこのパンが食べたいと思ったので、パン屋〜家〜パン屋をランニング。
その日はお散歩するからランニングはいいかなと思っていたので、「ちょうどよかった!走れてよかった」と思えた。
目の前で起きる現実を変えることが難しい時は捉え方を変える。
それだけなのに目の前の事実まで変わって見えるから不思議。
全部に対して「ちょうどよかった」とは思えないけれど、なにか1つでもそう唱えて気持ちを前に向かせることができたら、毎日がもう少しだけ生きやすくなった。