月と木星と土星
2020年12月17日木曜日の夕方。ふとTwitterのトレンド欄を覗いた私の目に飛び込んできたのが3つの星の名前。
「月と木星と土星」
なんだがよく分からないけど素敵な響き…!とタップしてみたところ、なんでも木星と土星が400年ぶりに大接近するとのこと。その近くに三日月も出るということで、神秘的な天体ショーが見れるのだとか。
“I love you.”を「月が綺麗ですね。」と訳した夏目漱石は、この神秘的な光景を何と表現するだろうか。
古来、我々の祖先は星を神々と彼らにまつわるエピソードになぞらえて呼び名をつけたという。
古代ギリシアでは、月を司るのは狩猟と貞淑の女神アルテミス、木星は神々の王ゼウスの星、そして土星はゼウスの父にあたる巨神族の長クロノスとされていた。
処女神として男性との接触を断つアルテミス、浮気性のゼウス(アルテミスとは父娘関係ですが…)、息子ゼウスに倒されたクロノス
400年に一度の光景も、星をギリシアの神々に置き換えるととんでもない修羅場だな…と夜空を眺めながら思ってしまう私は、まだまだ夏目漱石には程遠い。
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