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器用な生き方からは遠く離れて



最近のこと、総まとめ。


それでも春はやってくる


雪がまったく降りやまない。生まれてはじめてかもしれない、こんな見事までの雪景色を見るのは。もうどこに雪をかたせばいいのです?かたしてもかたしても積もる積もる。まるで雪と人間とバトルだよ。いや自然界と人間のバトル?そんなことはどうでもいい。

夜中から除雪作業してくれているみなみなさま、ほんとうにありがとう…。朝いつもより早起きして日が昇る前から除雪してくれている恋人もありがとう…。

私は冬が嫌いじゃないし雪も好きな方。夏の耐え難い暑さにはちょっとメンタルもやられて「もうやだ」「家から出ない」「動きたくない」「しぬかも」みたいになってしまうのだけど、雪がどれだけ積もっても別にそういう気持ちにはならない。

ただ。交通の便がだけが狂い出すのだけはちょっと厄介。

雪が降らない(あるいは積もらない)ところにお住まいのみなさん、知ってますか?雪が一面に積もるとめーーーーっちゃ眩しいんですよ。目がやられちゃう。でも知ってますか?雪のおかげで顔が、めーーーーーっちゃかわいく見えるんですよ。かわいく、というのは少々語弊があるかもしれない。正しくは肌が明るく綺麗に。みたいなことを言いたかった。

そんなわけで、夏の肌の露出なんかよりも、冬は恋人を惚れ直させる絶好のチャンス!!!!と勝手に毎年思っている私ですが、今回ばかりはそんな余裕がないほどの積雪量。必死に汗を流して雪を片付けないといけないから、かわいい顔なんてしている暇もないし、恋人も私に見惚れている場合ではない。気合いが必要。

いいよね、そういうのも嫌いじゃない。私は仕事も家でしていて基本的にあまり外出しないので、強制的に外の空気を吸うことは大事。朝が好きすぎて朝以外の時間出たがらないのもある意味問題。

でもすごいよね、こんなにも雪が降り止まなくて深い冬があって、それでも絶対に春はやってくるという事実がもうすごいよ。

とにもかくにもここ数日は冬ど真ん中に生きてる!って感じがする。そろそろ止んでほしいけどね。

雪国は特に、近所の人たちと協力し合うことが大事だなと強く感じる。引っ越す前のところより雪が深いのだけど、引越したあとも近所の人たちみんな良い人ばかりでありがたい。


自分に足りないものはわかってる


今年の確定申告終わったー!いえーい!わーい!

e-taxは早期申告ができるので毎年2月上旬くらいには提出しているのだけど、今年は減価償却が多くてちょっとだけ手間だった。ほんのちょっとだけど。

毎月月末にその月の締め作業をしているので、確定申告の時期にどさっとすべてを終わらせるみたいな大変なことはせずに済んでいて、過去の自分に「綺麗に整理しておいてくれてありがとうねえええええ」と感謝する。計画的な性格でよかったなあとこれほど強く感じるのは確定申告の時期くらいかもしれない。

あとは最終確認をして申告するだけ、という状態にしていると確定申告もそれほど大変なものではないわけで。フリーになって一年目は仕組みを理解するところからだったから結構手間取ったけれど、もう何年目?だろう?ともなると、慣れもある。

確定申告が終わったら、年間売り上げ(収入)を比較するのだけど、順調に右肩上がりで嬉しい、というより安心。ほっとする。フリーランスになりたての頃は、不安に潰されそうで焦燥感でいっぱいいっぱいだったけれど、少しずつ余裕が出てきた気がする。

あの頃の自分に「大丈夫、そのまま信じて進んでみて」と言ってあげたい。なんなら抱きしめてあげたい。

と!は!い!え!

杞憂に終わりました……なんてことは私の人生には一生ないわけで。心配性がひどい私なので、ひと段落つこうがちょっと余裕が出てこようが常に不安と心配はついてくる。

立ち止まれないので、その不安も心配もよいしょと背負って突き進む以外に道はないようだね。それも私の一部か、ともに生きよう(?)

仕事に慣れると安心するけど、あれ?この先どうすればいいんだっけ?みたいに前が見えなくなることもあって、目標を達成すると次の目標が必要になるし、気づいたら達成できそうな妥協的な目標立てちゃう現実主義になってるし。

社会人一年目のときとか、前しか見えてなかったのにな。一年目のときにしかない仕事に対するメンタルがたまに恋しくなる。ないものだねりだね。

まあ、そんなこと言って、私は逃げ道ばかり探してきたずるい人間なのでどこの自分に戻ろうが結局逃げ道を探すことしかしないのだろうけど。

根性って多分最終奥義
精神と体力を鍛えてきた者が
満を持して発動できるもの
おれには発動できない必殺技

ハイキューより

↑同意。

私に足りないのは間違いなく根性とか、忍耐力だと思うのだけど、そういうのってもとからその人に備わっているものというより、ちゃんと段階を踏んで苦労して手にしたものだと思うから、私はそういう人たちには一生敵わない。


そういう人間はいつまでも眩しい。

不明瞭な関係と結婚報告

大学生のときに何度もプロポーズ(!?)された人から結婚報告の電話がきた。

私より4つほど年上なのでもうとっくにしているものだと思っていたけれど、それよりも何年ぶりだってくらい久しぶりに話したので連絡自体に驚いた。

この人の話は有料記事のnoteでちょっと触れる程度にしか書いたことがないのだけど、ほんっっっっとうにおもしろい人だった。

久しぶりに話して懐かしい気持ちになったしやっぱりおもしろい人だったので、ちょっとだけ書いてみようかなと。

その人に恋愛感情はまったく抱けなかったけれど、とにかくおもしろい人だった。やることなすこと話すことすべてワクワクする人。まったく私とは違う属性の人間で(分類するの嫌いだけどふさわしい言い方が見つからなかった)、なぜ仲良くしてくれているんだろうな?そしてなぜ私も仲良くできるんだろうな?と思っていた。

出会ったのは私が当時バイトをしていた居酒屋。その人はもう大学を卒業して就職していて社会人だったけれど、副業OKの会社だからずっとバイトをしていた居酒屋に仕事終わりとか週末、ヘルプでたまに入っていた。

はじめてあったのは私がそこで働くようになってから少し時間が経ってからだけど、はじめて顔を合わせたときから「変な人だな」という印象だった。なんていうか、掴めないような人。でもなぜか気を使わないし誰よりも話しやすかった。

はじめて顔合わせた日の締め作業のときいきなり「映画すき?」と聞かれて「すきです」と答えた「これ終わったら映画観に行こ」と誘われて「彼氏いるので、二人じゃないなら行きたいです」と答えたら爆笑していた。(なぜ?)

そこからなんとなく仲良くなって、気づいたら会うたびにプロポーズされるようになっていた(なぜ?)

普通だったら好きではない人にしつこくされたら気持ち悪くなって距離を取るのだけどその人の言葉にはいやらしさが微塵もなくて態度や接し方を含めて不快感をちっとも感じなかった。

あまりにも当たり前のように「結婚しよ」「俺と結婚したらいいと思う」みたいなことを言うのでもちろん冗談だと思っていたし一度だけ「軽々しく言うようなことじゃないですよそういうの」と真剣に制したら「本気で言ってるんだけどね」と真剣に返されて「だとしたら段階飛ばしすぎです…」と呆れたりもした。

当時付き合っていた恋人に対して私の周りの人は「別れた方がいいんじゃない」と思っていたから、その人の話をするとみんなその人とのお付き合いすすめてぐいぐいと押した。

でも恋愛としては好きにはなれなかったし、当時はどれだけ恋人(当時の)にひどい態度をとられようが他の男性に縋る気にはなれなかった。それは余計に自分を惨めにさせると自分が一番わかっていた。

その人とはたくさん遊んだし一緒にご飯も食べたし彼氏と別れてからは2人で遊ぶこともかなり増えて一緒にディズニーにも行ったし遠出もしたし、側から見ればカップルだったと思うけど手を繋いだこともないくらいド健全。幼馴染たちと遊んでる感覚となんら変わらなかった。

その人は「(私)は絶対俺のこと好きにならないんだろうね」と言っていたし、そんなようなことを言うときはなぜか一切悲しそうな顔をせず笑っていた。明るいともまた違う、ふわふわした人だった。

「元カノとかセフレ、結構いそう」と言ったら「結婚したいと思った人はいなかったよ」と言っていたので「いることは否定しないんですね」と変な素直さがすきで笑っていた。

でもどれだけ一緒に居ても私はあなたの何も知らない気がすると思っていたし、かと言って深く知りたいとは思わなかった。ずっとふわふわした今のままが良かった。

今の恋人と付き合うに至るまで恋愛相談をしていたし、真剣に答えてくれていた。そのくらいその人との関係はいつまでも変、不思議、ふわふわしているという感じで、「多分もう彼(今の恋人)のことずっと前から好きなんだと思う」と私が言ったときは私より嬉しそうな顔をしていたことを覚えているし、「どういう顔ですか」と口に出てしまった。

それからなんとなくこのままじゃ悪いし彼とお付き合いするならずっと仲良くしてるのも良くないよなと思い私から距離を置き、次第に疎遠になった。

夢を見ていたのかなと思うくらいふわふわしていて密度の濃い時間だったけれど、何も起こらず何も変わらず私たちは関わりをなくしていった。

それからの今。驚いた。

「おめでとうございます」と言ったら「けじめね」とまた訳のわからないことを言っていたけれど、相変わらずけらけらと愉快な人だった。

大切だとか失いたくないとか人としてたいすきだとか特別な思いは特になかったし今もない。ただ、2度と会わないような人で2度と経験できない時間で、2度と築けない関係だとは思う。

いまだにその人が私に抱いていた気持ちも、私がその人に抱いていた気持ちも、その真実は不明瞭で謎のまま。

けれど心底思った、
おめでとう、幸せになってください。





4,000字も書いたらしい、びっくり。

おいしすぎたメンチカツ

昨日は恋人と久しぶりに飲みに行った。愛猫が落ち着いてきたので。ゆらゆらと良い感じに酔って心地良い夜だった。

居酒屋さんで食べたメンチカツが忘れられない。凄まじい余韻。


楽しいことばかりではないけど、楽しいことを見つけることには自信があるので笑っていられる。それなりに、赴くままに日々を生きている。

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