嫌われる勇気 人は他者の期待に応えるために生きているのではない
ずーーーっと前に買ったはいいものの、忙しさや他のことを理由に後回しにしすぎた結果、積読3年の状態になっておりました。もっと早く読んでおけばよかった。。。
最近、大変ありがたいことに徐々にフォロワーさんが増えていっているのですが、ようくんの中で「どうすればこれらの方々に役に立てるnoteが書けるだろうか」と思うようになってきたのです。
ただ、絶賛メンタル不調中のようくんはこの考え方は危険だと思ったのです。「みんなに役に立てる記事を書くなんて不可能じゃないか?」って。
本題に入ります。
本書では、ようくんの考え方を以下のようにバッサリ否定しています。
人は他者の期待に応えるために生きているのではない
ぐさっ!と心に刺さります。他者からの承認や評価を気にしすぎていると、最終的には他人の人生を生きることになると言っています。
まさにいまのようくんに対して言われているようです。
私はnoteのクリエイターである一方で、企業の中間管理職でもあるのですが、会社の業績に貢献することが求められます。そのため、どうしても自分のことは二の次になってしまうのです。
自分を犠牲にして会社に貢献したところで、経営者の期待通りに物事が進むだけなんですよね。ようくうんがメンタル不調中なのも、周囲の期待に応えようとしすぎたツケが回ってきたとも言えるでしょう。
そして、そこに自分らしさはないため、いくら頑張って働いても幸福感は得られないのだろうとも思います。
そして、本書では「幸福」を以下のように定義しています。
幸福とは他者への貢献感である。
他者に貢献することで幸福が得られると言っています。ただ、これには重要な補足があって、
誰かに目に見える形で貢献できているかどうかは関係なく、自分が主観的に貢献感を持てればそれでいい。
と言っています。なぜなら、自分の貢献が他者の役に立っているかを判断するのは、あくまでも他者だから。
でもね・・・実際に他者に貢献できているかどうかは正直気になりますよね。この問題に対して本書は以下のように反論しています。
これは、上記で紹介した、
人は他者の期待に応えるために生きているのではない
に繋がってきます。
他者の期待に応えるということは承認欲求を満たそうする行為そのもの。そして、承認欲求を満たして得た幸福感には自由がないこと。なぜなら他者の人生を歩んでいるから。
これまでの内容を要約すると、以下となります。
「幸福」とは他者への貢献感である。
貢献感を得るには、自分が「貢献した!」と思えればそれでいい。
本当に貢献できたどうかは他者が判断することであり、自分の課題ではない。
本当に貢献できたかどうかをもって幸福感を得ようとするのは「承認欲求に依存した生き方」であり、他者の人生を歩むことになる。
承認欲求を得る(=他人の人生を歩む)ことにより「自分らしさ」は失われる。
自分らしさを失うと、幸福は得られない。
「幸福」とは他者への貢献感である。
自由のある貢献感を得るには、自分が「貢献した!」と思えればそれでいい。
以下無限ループ
なので、冒頭に申し上げた
「どうすればフォロワーの方々に役に立てるnoteが書けるだろうか」
というようくんの悩み?思い?に照らし合わせて答えを導いた結果、以下のように自己解決しました。
記事が役に立つかどうかは読者が判断するから、ようくんが「役に立つだろう!」と思える記事を書ければそれでよい。
スキ数やフォロー数に依存する(=承認欲求を得ようとする)のは他者の期待に応えようとすることであり、それを目的に記事を書いてはいけない。
スキ数やフォロー数に依存すると自分らしさが失われていくため、だんだんと自分らしい記事が書けなくなる。自分らしい記事が書けなくなるとモチベーションも低下する。
モチベーションを維持するには自分らしい書き方で「役に立つだろう!」と思える記事を書ければそれでよい。役に立つかどうかは読者が判断することだから。
もっとえいば「役に立つだろう!」と思えなくてもよい。なぜなら、自分にとってはどうってことのない内容でも、何が役立つかは読者にしか分からないから。
さいごに
ご覧いただきありがとうございました。
この本はアドラー心理学がベースになっているようで、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という問いにシンプルに答えを提示しています。
ベストセラーになっているのですでに読まれた方も多いと思います。書かれている内容は哲学的でとっつきにくさもある反面、会話形式で物語が展開していくので読みやすさには配慮されています。
ようくんのように人生に悩みを持っている方は、ぜひ一読してみてはいかがでしょう。
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