なぜ「カロリー消費」はつまらなくて続かないのか?

カロリーはエネルギー。
「エネルギーを消費していくことが痩せること」という認識が一般的ですね。

でも、急にやる気がなくなって、それが続かないことの方が多いのではないでしょうか?

なんでやる気がなくなるのでしょうかね?
「運動しよう!」と決意した、たった3日前にはあんなに気持ちが高まっていたのに笑


やる気がなくなる大きな理由は「エネルギーを消費している」からです。

エネルギーとは生命力。
エネルギー消費とは生命力の消費です。

その生命力を消費するということは、「命を削ること」です。

命を削るのに、脳がやる気を出すはずがありません。

むしろ、不快で、命の危険に対して防衛本能が働いて、ストレスホルモンを分泌することが推測されます。

運動でエネルギー消費を目指して、あなたのやる気がなくなるのは極めて正常なことなのです。

ただし運動は続けるべきなので、ではどうしようか?ということですね。

続いている人は「エネルギー生産」をしている


「運動が続いている人」が運動でエネルギーをどのように動かしているのか?をウォーキングを例に簡素化してまとめてみます。

あなたの運動は、このイメージと比較してどうでしょうか?

歩き出す

一歩一歩歩き出すと、筋肉たちが活動を始める。

筋活動に必要なエネルギーが産み出されて、血液によって体の中に運ばれる。

糖質や脂質などがエネルギーを産み出して体を動かします。

しばらく歩く

良い歩き方であるほど、ほぐれた筋肉が作られる

すると、一歩一歩全身がストレッチされてその後の日常生活の活動効率が高まり、疲れづらく回復しやすく、行動力が上がるために自分の身の回りに良い出来事を生み出しやすくなる。

その行動力がまたエネルギーを産み出して血液の循環が起こる

さらにしばらく歩く

20分以上歩くとエンドルフィンやセロトニン、ドーパミンなどの神経伝達物質やホルモンが分泌される

やる気やリラックスや多幸感が生まれ、筋活動の効率が上がる

すると、運動後のその日一日の活動へのやる気も生まれる

乳酸再利用

歩いていると乳酸などが産み出される

リラックスした良い歩き方は、その弾力的な筋肉の動きがポンプ作用を生み出して、乳酸を肝臓に送る。

すると、乳酸は肝臓で新たなエネルギーとして再利用され、より持続的に動ける状況を生み出す。

明るい顔色やハリと艶

血流が良い、分泌が良いと、顔色に明るさが生まれる。
肌の艶も作られる。

また、弾力的な良い歩き方は、全身の筋肉のハリを生み出す

エネルギーを生み出した体は、その結果脂肪を落とし、エネルギーを生み出すために必要な研ぎ澄まされた体を構築する。


どうでしょうか?

「続いている人」は、
生み出して、産み出して、作ってばかりで、こんなに幸せなんですね。笑

一言も「消費」という言葉が出て来ません。

体自体は痩せたいなんて思ってないんですね。
エネルギーを生み出すことを続けていると、それに必要な体に作り変わっていく

それが結果として、「痩せた」「引き締まった」となるだけなのです。

続かなかったあなたは、こんなイメージで運動したことはありましたか?

頭のイメージが大事です。

生み出して巡らして歩くイメージと
燃やして消費して歩くイメージだけで
上がっていくか下がっていくかの真逆のスイッチが入ります。

巡らす、ほぐす、それでエネルギーを産み出して、快楽ホルモンを分泌させて、体にハリと艶と血色の良い顔を作る。

良い事を起こしてグルグル回してみてください。

「消費」より「生産」するだけで全部変わってきます。

「運動が続かない人」は、こうやってやる気が消えていく

では、「運動が続かない人」がどうしてやる気がなくなっていくのか?

それは簡単にざっと羅列すると、

一生懸命歩くと力む

力むと血流が滞る

血流が滞るのでエネルギーが巡らない

エネルギーが巡らないから筋肉が伸縮しない

筋肉が伸縮しないと筋力が働かない

働かない筋力を脳が筋肉を力ませることで補う

力んで動くと快楽物質ではなくストレスホルモンなどが分泌される

ストレスホルモン分泌は下腹のお肉を増やす

その自分の下腹を見るたびにストレス

またまたストレスホルモン分泌

ストレスホルモンでその場を力んで凌ぐも無理が生じて続かない

力む動きは、筋肉を歪ませて崩れた体型を作る

崩れた体型はエネルギーを巡らせにくくする

エネルギーが巡らないと筋肉が伸縮しない

以後、消費の無限ループ 

その結果

血流が悪いために顔色が良くない
いつも不満顔
眉間のシワが増えがち
弾力がなくパサパサしたスジっぽい筋肉が作られる
常に疲れてる
疲れから筋力が低下するので腰や膝や肩を痛めやすい


筋力低下により相対的に弱い状態であるため、深層心理的に不安を感じる

防衛本能で先手必勝で不機嫌などで威嚇しがち
鬱っぽくなることで活動を抑制して危険回避

このように負の深い沼にハマっていきます。

複雑にたくさんのことが起こるので、時系列はゴチャゴチャに私たちを蝕んでいきます

どうですか?

文章を羅列しているだけでも、私は濁った顔になってます。
ストレスホルモンです笑

読んでるあなたの眉間にもシワが寄っているのではないでしょうか?

これは人生の消費ですね。

やる気がなくなるのは、こんな負の沼から逃げるための正常な選択なんです。

運動が続かない、体型が崩れる、腰や膝や肩を痛める、不機嫌になりやすい、やる気がなくなる、というのは根本の原因は全て同じで「消費」思考が引き金です。

それらを「生産」に修正することが、体づくりを進める大前提となります。

生命力を削らずに、膨らませていきましょう!



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