雇用の未来に重要なことってなあに?
勝間さんのメルマガからの学び。
テーマは「雇用の未来を考える」
勝間さんが困っていること。
それは、書籍を出版する際に、出版社が釣りタイトルのような大げさなタイトルをつけたがること。
その場合、「それは嘘だから」と訂正を依頼する。
場合によっては、「変更しないなら出版しない」と言うらしい。
なぜこんな問題が起こるのか?
それは…
出版社
→その本が売れさえすればいい。
だから、釣りタイトルをつけて手っ取り早く売ろうとする。
本の著者
→著者としての信用度が低くなるのは好ましくない。
だから、中身に合ったタイトルをつけたい。
なぜ、出版社は売れればそれでいいと思っているのか?
それは、雇用体系において出版社の社員が
顧客との関係性をしっかりと作り上げ、中長期のビジネスを行えるような体制になっていないから。
適当に本を書かせ、そこに釣りタイトルをつけて売れればオッケーというような作り方をしている編集者さんが多いのでは?と指摘されてます。
雇用の未来において重要なこと。
それは、
「顧客と中長期の信頼性や取引を作れることができた人が評価されるような人事体系を作っていくこと」
ではないか?という話でした。
感想
これはあくまでも例なので、出版社によって違いはあるのだろう、とは思います。
でも、「顧客と中長期の信頼性や取引を作れることができた人が評価されるような人事体系を作っていくこと」
これは出版社に限らず、どんな職種でも必要なことなのでは?と。
私は事務職ですが、顧客対応もあります。
そこでどう対応しようとも、私の給与は
「指定された場所に通勤をし、指定された拘束時間、そこで業務を遂行する」という事実に対して、定額が支払われます。
極端な話、顧客との信頼性を構築しようと、顧客を怒らせようと、給与は変わらないのです。
ただ、業務時間内を極力穏やかに過ごしたい。
だから、迅速かつ丁寧に対応する。
私のモチベーションは、そこにのみ存在します。
でも。
もし、会社の評価体系が
「顧客と中長期の信頼性や取引を作れることができた人が評価される」ものだったら?
そうであれば、より信頼性を得られるように工夫するかもしれません。
実務的な作業は短時間で済ませ、「信頼性の構築」に関わることに注力できるように心がけるかもしれません。
仕事そのものは、決して嫌いではない。
自分の対応で相手に喜んでもらえたら、それはとてもうれしい。
ただ、どう対応しようと給与が変わらないのであれば、全力を出すのではなく、省エネで行きたい。
そんな気持ちが、常にあるのです。
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とはいえ
「顧客と中長期の信頼性や取引を作れることができた人が評価される」
これって、具体的に評価できる数値に出てくるものなんでしょうか?
もちろん、取引を作る作らないは実績として残る。
でも、信頼性ってどうやって評価するの?
信頼性って、簡単に数値化されるものではないよね?
信頼性がある=取引を作れる、ということになるの?
それって、第三者が適切な評価をくだせるものなの?
取引達はとても幸せそうに
手をつないで歩いているからね?
まるで全てのことが
上手くいってるかのように見えるよね?
でも
ホントウは ふたりしか知らないんじゃないの?
▼資本生産性って、たぶんこういうこと。