考えるとは?「集中力はいらない」を読んで
オーディブルで聞きました。
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発想は「集中」からは生まれない。
だから集中力ではなく、分散力(分散思考)が良いんじゃないか?という内容でした。
気になった箇所を、ざっくり紹介します。
✅集中力=機械力?
著者の森博嗣さんは、作家さん。
仕事時間は1日1時間、1回に取り組む時間は10分。
それ以上は気が散る為、趣味の工作や土いじりをしながら進めているそう。
集中力が大事!という風潮があるけど、1点に集中していると、多様な視点が持てない。
分散させることで、集中力では気づくことのできない発想が生まれる、と。
1点集中することは、創造的ではない。
なので、集中する=機械のようになる、ということでは?と書かれてます。
✅処理と反応だけになっていないか?
例として、車の自動運転が挙げられてました。
自動運転は、基本的にはハンドル握るだけ。
思考する必要はないから、人間割合が不足している、と。
「考える」のが人間(1人)だとすると、ほとんどの人が人間割合0.5人程度なのでは?と。
SNSでいいね!をするのも、ただの反応であり処理。
「考える」というのは、情報の伝聞ではない。
得た情報を自分なりに加工して頭に入れること。
✅SNSが炎上する理由
「処理と反応」ばかりしていると、すぐに感情が出る。
「考える」ことをしていると、客観的思考が身につくので、感情的にならない。
SNSの炎上について、画一的な社会になっている為、みんなと違ったことを言うと「〇〇の気持ちを考えたことがありますか?」などと感情的にたたかれる。
でもだいたいのことは、どちらつかず。
良し悪しをハッキリ決めることはできないし、一面だけで決めることはできない。
それを決めようとするから、炎上する。
客観的思考ができれば、そもそも炎上したりしない。
✅まとめと感想
というような内容でした。
処理と反応については、自分もそうかもしれない…と良い気付きになりました。
そして当然のように「集中=善」「気が散る=悪」のような風潮があるけど、そんなことはないんですよね。
ただ、この考え方って、学校教育で身についたもののような気がします。
みんなで同じ方向を向いて、集中して、みんなでがんばる。
これがベースだったし、おそらく現在も同じかと。
学校がそうでも、親が分散力(分散思考)の持ち主だったら、また違うと思うのですが。
実際に、著者の父親は「がんばるな」「一生懸命になるな」「いつも8割の力でいい」という、分散思考の人だったようです。
親の影響って大きいですよね。
ということで、まとまっていませんが
私は分散力っていいなと思うし、常に考えている人でありたい。少なくとも人間割合0.8人くらいでありたい。
note書きながら、途中で本読んでみたり、工作してたりするんですが(笑)、それでもいいんだなーと。
ちょっとクセ強めですが、面白い本でした。
興味ある方、ぜひ読んで見てください!
ではでは。