朝はお急ぎ、夜はお疲れ。
仕事終わりの電車が、遅延していた。
1分でも早く帰宅したい民の為
会社から駅まで早歩き。
電車が遅延していた為
ホームには人があふれていた。
まあ仕方ないよなあと思い
しばらく待つと、電車は到着した。
車内アナウンスによると
どうやら10分ほど遅れだったらしい。
その理由は
具合の悪い乗客の救護活動を行っていた為という。
そら仕方ないよな〜。
と思いつつも、
「疲れたなあ、早く帰りたいなあ…」
と心の中でつぶやきながら、電車に揺られる。
すると、再度アナウンスが流れる。
「お疲れのところ、電車遅れまして誠に申し訳ございません」
え、乗客を労ってくれるの？
心の声漏れてた？w
テンプレなのかもしれないけど
ちょっとだけ救われた気になった。
そういえば、通勤時間帯に電車が遅れると
「お急ぎのところ、電車遅れまして誠に申し訳ございません」
というアナウンスを聞くことがある。
朝はお急ぎ。
夜はお疲れ。
たった10分遅れただけなのに
乗客に寄り添ったアナウンスをする駅員さん。
なんか泣けてくる。
日本ほど、定刻に電車が到着する国はないとよく聞く。
10分の遅れなんて、冷静に考えたら
大したことない。
全然ない。
じゃあなぜ、その10分に寛容になれないのか？
理由は多々あるとは思う。
でもその一つには
朝はお急ぎ、夜はお疲れ
がデフォルトになってしまう、日本の働き方ではないだろうか。
「10分？そんなの全然問題ないよ〜」
「ていうか、電車遅れてたの？気が付かなかったよ」
このくらいの寛容さが欲しい。
マジで欲しい。
どう考えても
10分程度の遅延でイライラするような生活の方に問題があると思う。
ということで
今日も今日とて、ヒントを探す旅（読書）に出る。
<あとがき>
まだ読みはじめたばかりですが、さっそく面白いです。「量の神話」の代表例として勤務時間が挙げられており…もううなずくしかありません。
2011年なので10年以上前の本ですが、そこまで古さは感じません。
今日もありがとうございました。
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