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そういえば、飼育小屋って見なくなったな。

辻村深月さん「ぼくのメジャースプーン」

先日、「傲慢と善良」が良かったので記事にしたところ、

しんちゃんさん、もこみさんがコメント欄で
「ぼくのメジャースプーン」をオススメしてくれたので、早速読んでみることに。

どんな話か?

ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった――。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に1度だけ。これはぼくの闘いだ。

本の概要より

ほんと、ひどい事件でさ。
小学校の飼育小屋で起こった事件なんだけどね。

その描写もリアルすぎて、ちょっと「うっ…」と具合悪くなりそうなレベル。なかなかヘビーで、若干胃痛を伴いながら読んでた。

小学4年生のぼくが主人公なんだけど、
ぼくがどう行動に出るのか気になって、ソワソワしながら読み進めた。

最後、犯人と会って行動に出るシーンでは
「え!そう出るの!?」
とまたまた胃痛を伴ったり、その後も涙が出たり。

終盤、家で読んでてよかった…。

うまくまとまらないんだけど
色々考えさせられる、いい本だった。

で、読んで思いだしたこと。

子どもたちが通う小学校、飼育小屋がないんだよなーと。

公的機関による全国的な統計はないが、例えば大阪府教育委員会の調査によると、ウサギやニワトリなどを飼育する小学校はおよそ80%だった15年前から大きく減少し、今年度で20%あまりとなった。

NHKHPより

鳥インフルエンザ、動物愛護の観点、動物アレルギー、働き方改革などが理由らしい。

アラフォーの私が小学生だった頃は、飼育小屋ありました。
うさぎとクジャク飼ってたな。

給食で余ったにんじんやキャベツを貰って、うさぎにあげたなあ。
私自身、動物大好き!って子どもではなかったので、特にうさぎに思い入れはなかった。
それでも、エサをあげたり小屋を掃除した思い出は残ってる。



動物を飼う飼わないって、なかなか難しい話ですよね。

一時期ビーガン関連の本を読んでたんだけど、
ビーガン的には動物園に行くことも、動物を飼うこともNGらしいし。



とまあ
ごちゃごちゃ書いたけど、
「ぼくのメジャースプーン」
ぜひ読んでみてほしい1冊です。

<あとがき>
主人公のぼくは小学4年生。
4年生って自分の考えをこんなにも的確に言語化できるものなのか?と思いました。秋山先生の引き出し方が上手なのか、レベルの高い小学生なのか。
今日もありがとうございました。


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ようこ
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