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おふろやさんを、真上から覗きたい人へ。
次女が図書室から借りてきた、こちらの本。
「なんかたのしそうだったから」
という理由で借りたらしい。
うん、いいねいいね。
で、どんな本かというと…
家族でお風呂屋さんに出かけたあっちゃんが、
お風呂で身体を洗ったり、湯船に入ったりする様子が描かれている絵本。
家族でお風呂屋さんに出かけたあっちゃん。
立派な屋根と高い煙突のお風呂屋さんに入り、脱衣所で服を脱いでお風呂場へ。たくさんの人が身体を洗ったり湯船につかったりしています。湯船の上には富士山と松林の絵。あっちゃんは身体を洗い、ともだちと少し湯船で遊びます。お風呂を出たら、服を着て牛乳を一本飲みます……。
子どもからおじいさんおばあさんまで、おおぜいで賑わうお風呂屋さんの様子を生き生きと描きます。
で、まあ説明どおりではあるんだけど…
この本、文字がない。
ないのよ。
正確には、1ページ目だけ文章がチョロっと書いてあるけど、あとは絵のみ。
なんだけど。
この絵が味がある上、1つ1つが丁寧に細かく描かれていて、めちゃくちゃ良い。
例えるなら
「ウォーリーを探せ」みたいな感じの密度で、人物や小物(銭湯のポスターとか)が描かれている。
男湯では、男の子が浴槽で泳ぎだしておじいさんに怒られていたり。
しかも水着で日焼けしていて、おしりだけ白かったり(笑)
他にも
女湯や、脱衣所も。
脱衣場でビン牛乳飲んでたりね。
さらには
お風呂屋さん全体を真上から覗いた描写もあり、もうとにかく愉快。
一応断っておくと
のび太がしずかちゃんのお風呂を覗くような、そういった類のものではない。
昭和のお風呂屋さんのミニチュアを覗いてるかのような、ワクワク感。
文字がないのに、そこに複数のストーリーが見えるのが楽しい。
いや、文字がないからこそ、かな。
「そうか、脱衣所に灰皿あったんだな〜」
「ポスターの描写、細かいなあ」
なんて、ずっと見入ってしまう本。
…
ということで
次女のナイスセレクトにより、ワクワクしながら絵本を覗いている私であった。
ちなみに次女。
家のお風呂は好きではないようで、いつも入るのを拒んでいる。
<あとがき>
広いおふろやさんに行きたい、というメッセージだったんでしょうか(笑)
これ色んなストーリーが見えてくるので、見てるだけで楽しいです。
今日もありがとうございました。
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