父の体験記 その4 第三話 車が崖から落ちそうになった事
崖から落ちそうになった事。それは三十年前秋口の薄暮国道一六三号線を生駒から大阪への帰り道での出来事でした。
場所は一六三号線清滝峠から大阪方面にニキロ㍍あまり下った所でした。丁度道路がS字型カーブになっている所でした。
この道は幾度も通って 慣れている道路ですが この日に限って少々急いでいました。
S字型のカーブで危うく崖から落ちる所でした。カーブでハンドルを右に切ったのですが遠心力が加わってハンドルがうまく切れ無くて車全体が強い力で左側へ押し流される様な感じでした。後