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言葉の宝箱0739【自分の背中は自分じゃ見えません。評価は、他人が下したもののほうが信憑性がある】


『幸腹な百貨店 催事場で蕎麦屋呑み』秋川滝美(講談社2018/5/15)


頼みの綱である催事場の売上げも落ち込み、依然閉店危機にある堀内百貨店。そんな折、事業部長の伝治は酒売り場の後藤里美が接客の不安から、
退社を検討していると耳にする。里美は企画部門に興味を示しているため、催事企画を提出させたところ「蕎麦の食べ比べ」を提案。伝治、「マドンナ」の瑠衣らは、その実現のため奔走。

・張るべき見栄はちゃんと張るというのは、
仕事をする上で大事なことだ P12

・何かをやれと言われたとき、
まずできない理由を探すようではうまくいくはずがない。
とにかく、できることは何でもやってみる、
それに向けて最大限の努力をする P17

・みんな悩んで大きくなった P77

・気持ちの上では若いつもりでいても、身体はどんどん年を取っていく。
致し方ないこととはいえ、寂しいものだ P79

・運動部って、好きってだけで続けられるものじゃありません(略)
ずっと続けられるのは、
大好きプラスよっぽど辛抱強くて他人を羨まない素直な性格、
じゃなければ、そもそもうまかったかのどちらかです P96

・一度得た家庭という宝物を
維持することができなかった自分を思い出して P153

・年寄りが金を使わないのは、この先いくら金がかかるかわからないから。加えて、今更物を増やしても、って思いからだ(略)
そんな年寄りでも、食い物には金を出す P156

・焦るあまり迷走するのは若者の特徴のように言われがちだが(略)
年寄りのほうがずっとせっかちだ。
おそらく人生の残りの時間が減る一方だとわかっているせいだろう。
何事も途中で放り出したくない、
できる限り片付けておきたいと思うあまり、気が急いてしまう P168

・人でも物でも、使うためには対価が必要なんだ P216

・物事はやってみなければわからない。とにかく頑張るしかない P268

・言葉以外のもので何かを伝えられる P272

・誰かが誰かを真似る。
その誰かを見てまた他の誰かが真似る。
そうやって少しずつ変わっていく。
『学は真似る』 P278

・自分の背中は自分じゃ見えません。
評価は、他人が下したもののほうが信憑性がある P282



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