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言葉の宝箱0790【やってみれば大抵のことはなんとかなる。大事なのは一歩踏み出す勇気】


『ひとり旅日和②縁結び!』秋川滝美(角川書店2020/11/30)


見知りで要領の悪い日和はなんとか滑り込んだ就職先でも叱られてばかり。会社をやめようかと悩んでいると、社長から気晴らしに旅に出ることを勧められる。初めて一人で行った熱海で、ひとり旅の魅力に取りつかれ、どんどんと行動範囲を広げる日和。函館、房総、大阪、出雲、姫路と、パワースポットを巡り、土地のおいしいものに舌鼓をうち、満喫していく。プライベートが充実してくると、仕事への影響も、周りの目も少しずつ変わってくる。
さらに、旅の先輩の麗佳や、気になる相手・蓮斗との関係にも変化が起こる。シリーズ第2弾
第1話 函館:ご当地バーガーとウニ丼
第2話 房総:メロンパンと城の名の酒
第3話 大阪:たこ焼きと肉吸い
第4話 出雲:出雲そばと鯛飯
第5話 姫路:えきそばとひねぽん*明石焼き風『たこ焼き』、『姫路レンコンの天ぷら』『姫路おでん』

*揚げたての唐揚げに中華風の甘辛いタレを絡めて大ぶりのバンズに挟む。それは、函館発祥、かつ北海道でしか展開されていない
ハンバーガーショップの看板メニューだ。道化師が目印 P6

・ひとり旅の気楽さは、寂しさと引き替えかもしれない P25

・判断材料をたくさん持っていればいるほど、
仕事にかかる時間は少なくなる。
そして、その判断材料の大半は経験というものだ(略)
ひとつひとつをしっかりこなして記憶していくことで、
どんどん仕事が楽になるし、早くもなる P108

・人に何かを伝えるためには知識と人柄の両方が必要 P113

・『やればできる子』(略)
それって、『やればできるのにやらない子』ってことですよね P117

*『肉吸い』というのは、肉うどんからうどんを抜いたもの(略)
うどん丼の表面いっぱいに天かすと青ネギがき散っている。
ツユは東京より遥かに薄く上品な茶色、
にもかかわらず濃厚な鰹出汁の香りが漂っている、
薄切りの牛肉の陰に(略)
割り入れた卵、周りが白く煮えているから半熟状態なのだろう P164

・主役はモブがいてこそ目立つのよ、モブ上等! P168
*モブ:大衆、群衆、群れ、やじ馬などの意味

・誰かに意見するのはかなり勇気のいることだ P191

・慣れなくても必要なことなら、慣れるまで頑張る P200

・やってみれば大抵のことはなんとかなる。
大事なのは一歩踏み出す勇気 P236

・記憶力というのは仕事をする上でかなり大事な能力だ P239

・想像力はひとり上手の必須アイテム P246

*ひとりで乗るなら三列席の通路側に限る(略)
あらかじめ窓側が埋まっている列の通路側を選べば、
隣が空席のまま目的地まで行ける確率が高い P257

・新幹線の最前列席は、二列目以降と違って各席に電源が確保されている。テーブルも広いからパソコンを使いたいときは最前列 P259

*姫路の『駅そば』独特(略)
和風スープの中にラーメンのような麵を入れ、
かき揚げや油揚げとトッピング(略)
昔はホームのある店でしか食べられなかったが(略)
改札の外やショッピングセンターのフードコートにも、進出、
気軽に食べられる P271

*『ひねぽん』(略)
ひね鶏、つまり卵を産まなくなった親鶏を焼いて
ポン酢で和えるだけのシンプルな料理(略)
噛み応えがしっかりしていて旨味もたっぷり(略)
居酒屋でも味わえるお手軽メニュー P278

・止まらない限りはいつかはゴールに辿り着く P292

・旅を始めたことで、私の世界は広がった。
失敗はたくさんしたけど、そのおかげで得られたものも少なくない。
ただ、これまでは得るものばかりだったけど、
これからは失うものもあるかもしれない。
それでも旅を続けていこう。
なくすってことは空きスペースができるってことだから、
そこにはまた別なものを入れればいい P293

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