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言葉の宝箱1422【やろうと思えば、いくらでもやることはある】


『すべての神様の十月(三)』小路幸也(PHP文芸文庫2024年1月23日)


・いかにも文学っぽいタイトルなんてのは、
マンガも小説も関係なく存在している。
なんたって、どっちも同じ〈物語〉なんだ。
絵があるかないかの違いだけ P11

・小説家もマンガ家も、
デビューだけならぶっちゃけ誰でもできるんだ(略)
問題は、デビューしてからもマンガ家なり小説家なりを、
続けていけるかどうかなんだ。
デビューして満足して他の職業に就くならそれでもいいけれど、
大抵はそのままそこに居続けたい人間ばかりだ。
そして、
マンガ家として作家としてあり続けるということが最も難しいんだ。
それはつまり、本を出し続けるということ。
つまり、売れるということ(略)
印税を稼ぎ続けていられる人間なんてほんの一握りで、
そしてそういう連中は才能という名の化け物を飼っている連中ばかりだ。
デビューできた人間の中でも、そんな人は十人に一人いればいい方だ P27

・志と糧さえあれば、どんなところだって生きていける。
生きている人がいる。
そこでの暮らしができあがっていくんだ P38

・やろうと思えば、いくらでもやることはある P130

・同じルーティンを繰り返すことは
精神衛生上もいいという研究結果も出ているんだ P240

・医は仁術だって言うしそれは確かにそうなんだけれど、
算術がないと仁も発揮できないんだよね P242


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