見出し画像

言葉の宝箱1375【死んでは、なにもならない。「命あっての物種」】


『尻啖え孫市』司馬遼太郎(講談社文庫:昭和49年5月15日)


・うそとわかっていても本気のうそほど楽しいものはなかろう。
下手な真実をいう亭主よりも、はるかに風情のあるものだ P20

*毛利家の雑賀は、サイガと同じ、紀州その他はサイカと訓ずるのが多い。音の濁音はその土地の方言癖によるもので、どちらでもよいことだ。
古い日本語は、朝鮮語とおなじく濁音がほとんどなく、
紀州方言のばあいは、比較的ものを清音で訓むことが多い P333

・人間は生きているのではございませぬ。
生かされているのでございます P602

・死んでは、なにもならない。
「命あっての物種」 P611

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集