![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120427892/rectangle_large_type_2_07553f62fcabc950a191bcd26a1d790b.jpg?width=1200)
『手抜きのススメ』
めっきり秋めいて、酷暑に疲れた心と体が一気にほぐれてくる感じです。
今年も暑い夏でしたね。ひと夏の疲れ、たまっていませんか?
日頃から蓄積してしまう疲労は、本当にとりにくいものですね。とりわけ心の疲労はなかなかとれません。
数週間前、お昼のNHKニュースで「R4年度自殺白書」紹介されていましたが、前日の疲れがうつ発症の大きな要因であると聞き取れました。それは大変!
心の疲れは、寝れば回復するような肉体的疲労と異なり、時間だけじゃなく生活環境や仕事環境も大きく影響し、回復はなかなか難しい。
こうした中、日々の疲れを我慢して週末の土日にまとめて解消しようと考えても、問題の解消にはならないということかもしれません。
その日の疲れはその日のうちに早めに解消しましょうとカウンセラーさんがご指導されるとおり、早期解消が大切そうですね。
まずは、毎日疲労解消するのも難しいですけど、長い期間ため込んだままにしないように気を付けてください。
◆疲労回復で気持ちを楽ちんにする方法あれこれ
制度上は勤務間インターバルという取組もあり、いつかはそんなことが役にたつ時代を願うのですが、本日は、帰宅時とか帰宅後などに手軽かつ気軽にその日の疲労をとる方法はないか、ちょっと探してみました。
1)呼吸
睡眠前や休憩時間、通勤中の車内でも、ちょっとした呼吸法を実践してみるのはいかがでしょうか。
こんな感じ(4-7-8呼吸)
❶まずはリラックスした姿勢。腰掛けていてOK。
❷息をすべて吐きだし、4秒かけて鼻から大きく息をめいっぱいに吸う。
❸7秒間息をとめる。無理せず!
❹8秒で息を口から全部吐き出す。
❷~❹を3回繰り返す。無理せず!
この前後に血圧や脈拍を計測すると明らかに数値は下がっております。
もしかすると、心身の疲労回復にもよい効果を及ぼしそうな印象です。
お帰りの通勤電車内でも寝る前でも簡単にできそうですよ。
また、真夜中に中途覚醒し目が冴えてしまったときにも効果的(個人的経験談でスミマセン)。
2)散歩
走るのはしんどい。山登りもしんどい。
でも、歩くことなら日々できること。
そこで散歩する際の注意事項を見つけました。
❶早歩きしない。息が上がるほどの強度は×。
❷帰宅時の5~15分だけでもOK。
❸歩き出す前に軽くストレッチ。
❹おなかを引き締め、猫背にならない姿勢。
さらに、
スマホを見ない。
背筋を伸ばしてリズミカルに。
腹式呼吸意識
歩いている感覚に集中
景色に集中
何も考えないこと。
といったポイントもありました。
軽く汗ばむことで、その日の疲れがその日のうちに排出されるのかもしれませんね。
3)食事
まずは何はともあれアルコールは控えめに。
食事はバランスよく。
毎日同じメニューでは栄養も偏り食事を楽しめず、やがて心がふさぎ込んでしまう原因になるのだとか。
とはいっても、毎日献立を考えるのもかなり大変・・・。
そこで、こんなご提案です。
❶週一回、手抜きする日を決める(料理のために台所に立たない日を決める)。
❷週一回、UBERを利用する日を決める。
❸週一回、断食する日を決める。
❹週一回、スィーツ爆食いする日を決める。
義務感から料理するのはメンタルによくない。疲労が蓄積する原因。
旦那やパートナーにやらせるのもよいが、結局、気になってしまうし、後片付けなどフォローが必要になったりして、結局、手抜きできなかったりするかな。
みんなで一緒に手抜きすることが肝心。週に一度だけでも完全に手放すことで、気持ちが少し楽になるかもね、といったことでした(但し、料理好きの方ならば、料理してストレス発散できるとも想像しますが。。。)。
◆手抜きの推奨
呼吸も散歩も料理も、これが義務的になったら本末転倒。
心の疲労をほぐすためには、きっと3)のように「手抜きすること」なんだと感じるのです。
しかも、食の点から申せば、“家飯”をしない国や断食する国もありますし、日本という国はコンビニがいつでもどこでも営業していて、食べたいものが年中24時間ほぼ手に入る便利な国ですよね。
残業しないのが当たり前のドイツは、平日17時以降や土日にコンビニが営業しているなんてありえないんだとか。本当に?(『ドイツ人はそんなに働かない』(隅田 貫著(角川文庫2021)参照)
察するに、働きすぎの日本社会だからこその24時間営業当たり前の世界と推察します。
ならば、考えようによっては、そんな日本の事情に乗じてこの国で手抜きしない手はないはず。
たまの罪悪感や背徳感を楽しむのも悪くない?
ご自身のこころの疲労回復のみならず、頑張る自分へのご褒美としても、ちょっとルーチンから逸脱するのは大いにありなことかもしれません。
我慢し過ぎずにちょっぴり踏み外してみて、遠慮せずしっかり手抜きしてくださいませ。
以上です。
yoitenki4110