耳に沈んで満たされ
蓋する静けさ沁み渡り
瞼に自然な重力を

あゝ幾星霜メの夜が降ってくる
銀河の粒が泡みたく淡く照らす

宇宙で暮らすよう生命が
進化しても変わらずに
霜焼けた指先 鼻先の赤
生命だからこそ宿った感情を
湿った人差し指で拭ってくれる
意思持つ優しい暗闇
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