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家が好きな人にオススメの本。

コロナ禍以降、わたしは基本的に在宅勤務となり、家にいる時間がずいぶんとふえた。

いまでは、「家で過ごすこと」が大好きになった。

そんなわたしにとって、その気もちをさらに豊かにしてくれたのが、井田千秋さんのエッセイ漫画「家が好きな人」と、最新作の「ごはんが楽しみ」だ。

(右)『家が好きな人』井田千秋
(左)『ごはんが楽しみ』井田千秋
やさしい雰囲気の絵です


🏠️ 「家が好きな人」 井田千秋

まず、「家が好きな人」というタイトルからしてそのまんまだが……笑、家での過ごし方を愛している人たちに共感をよぶ内容だ。

この本では、5軒の住人が登場する。それぞれの間取りも紹介され、どんな風に家ですごしているのか、日々のなにげないシーンがつまっていて、心地よさが自然と伝わってくる。

漫画の中のささやかな出来事が、まるで自分の日常の一コマのように感じられ、ほっこりと心を癒やしてくれる。

人さまの生活をのぞいているようで、それもまた楽しい。


🏠️ 「ごはんが楽しみ」 井田千秋

さらに、「ごはんが楽しみ」という最新作では、家での食事のささやかなよろこびが美しく描かれている。

「家が好きな人」にも食事のシーンが出てくるが、この本では「食」にまつわる話にフォーカスしている。

井田さんの食べ物の描写が秀逸で、描かれた料理を目にすると、もうたまらなく食べたくなってしまう。このレシピ、あすの朝ご飯に実践してみよう、そんな気分になる。

シンプルで素朴なのに、どこか懐かしさと温かさが感じられる料理の数々で、読むたびに食欲をそそられる。

家での食卓がいっそう楽しみになることまちがいなし。


家はやっぱりいいね

家事のスキマ時間や仕事の休憩時間に、この本をパラパラとめくるだけで、心がリラックスし、家で過ごす時間をよりいっそう楽しめるようになる。

「家が好き」という方にとって、井田千秋さんの「家が好きな人」や「ごはんが楽しみ」は、まさに家での生活をさらに楽しく、豊かにしてくれる一冊といえる。

わたしは、このエッセイ漫画を読んで「家はやっぱりいいね。」と、家にいることや家で食事することのすばらしさを再確認した。

もっともっと、家族にとっても、なにより自分にとって居心地のよい空間にしたい。

家で過ごす時間が好きな方に、ぜひ手にとってみてほしい作品です。


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