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※ネタバレ注意「人魚が逃げた」感想
皆さんこんにちは。
ヨハクです。
今回は最近読んだ本の感想を書いていきたいと思います。
ネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。
今回私が読んだ本は青山美智子さんの「人魚が逃げた」です。
本屋さんで物色していると、本書を目にし、このタイトルに僕の心は鷲掴みにされ、気づいたら本を手に取り会計まで済ませていました。
その間僕の体感では、刹那の出来事でした。
そして、意気揚々と家に帰りページをめくると気づけば最終ページまでいってました。
次の日の仕事に影響が出るほどに寝不足な状態を強いられた僕でしたが、不思議と満足な気持ちでいっぱいでした。
そんな気づくと物語の世界にのめり込んでしまうほどの本書において、私なりに感じたことを書いていきますので、気になった方は是非この記事を読んだ後本屋に直行してください。
まずどういった話なのかと言いますと、タイトルから察した方もいるかと思いますが、人魚姫がベースになっています。
そして、その物語をベースに何人かの人間模様や心情の変化が描かれていきます。
本当に大切なものは何か、それはどうやって見つけるのか、幼き日に目にしたあの物語を大人になった今だからこそ感じ取れるものがあるはずです。
ということで、ここからは僕の感想ですが、まず読みやすいです。
え?そこ?って思った方もいるかもしれませんが、これが意外と結構大事です。
読みやすいということは、物語に違和感や引っ掛かる部分が少ないもしくは無いということだからです。
それだけ物語として自然で美しいということなのです。
他には?と気になっている読書のためにここら辺で別の感想にいきたいと思います。
一番良かったのは心情描写です。
大笑いできるところや大泣きするようなシーンは正直ありませんでした。
しかし、そこが良かったんです。
それがリアルさを感じさせ、感情移入しやすくなっているんです。
これが人魚が逃げたというあまりにもフィクションすぎるタイトルと日常のリアルさをうまく融合させていると言えます。
おいおい、ヨハク、物語のもっと中身の話をしてくれよという読者の方もいるかもしれません。
申し訳ございません。
中身はあなた自身で味わって欲しいのです。
人は無意識のうちに見栄を張ってしまっているものです。
本書を手に取ってあなたの等身大のままの愛おしさを思い出してもらえたらなと思います。
では、新たな物語の世界へいってらっしゃい。
次の記事でまたお会いしましょう。
see you next time.
thank you.