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年末だけが、唯一未来にワクワクできる
2021年の一年間で痛いほど分かったのは、「未来にワクワクできない」ということだった。
将来どうなりたいとか、こういう未来を実現したいとか、先のことを考えたり明確にすることに対して、あまり前向きになれなかった。
無意識のうちに未来を考えることを避けていたのかもしれないし、未来を考えるよりも、過去を嘆いたり今に一喜一憂する方が、性格に合っているのかもしれない。
未来について考えたときに、何も思い浮かばなかったりワクワクできないことが怖かったから、というのも理由の一つだろう。
とにもかくにも、未来についてはあまり考えないようにしていた。
ただ、そんな自分もどういうわけか、毎年の12月31日に「20××年12月31日までの目標」なるものを、メモ書きとして残しているのだ。
2017年から続いている慣習のようなものらしく、数年経って見返してみると、意外と半分くらい達成されていたりして面白い。
それはさておき、未来について考えるのが嫌だという自分でも、なんやかんや、年末は世の雰囲気に流されて来年の目標設定なんかをしている。
ただ、唯一真面目に未来について考えるのが年末だけだからか分からないけれど、これがものすごく楽しい。
新しく買ったゲームを、最初からプレイする時のようなワクワク感がある。
今年も例に漏れず、2022年の目標設定をしてみた。
個人的には、今まで生きてきた中で一番真面目に考えたと思うし、何よりも、一番ワクワクした。
正直、「設定した目標を毎日見返して、新年から気合い入れて頑張ろう」というほどの気概はない。
きっと来年も、紆余曲折しかないだろうし、思わぬ方向に進んでいたり予想外の状況になっていたりするのだろう。
だから、目標を意識することはあっても、執拗にこだわることはない。
思いがけない出会いやチャンス、それらを受け止めるだけの余白を残しておきつつ、たまには年末に立てた目標を意識して、過ごそうと思っている。
これが、今年最後のnoteになる。
一年前の今頃は、noteで毎日文章を書くなんて想像していなかった。
来年も、そんな“良いハプニング”を存分に受け止めていきたい。
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