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「趣味とかあるの?」に毎回答えられない
趣味を聞かれるのが苦手だ。
聞かれる度に毎回答えが変わるし、自分で答えていてしっくりきたことがない。
休日の過ごし方とか日常的にやっていることを答えておけば良いのだろうけど、どうも厄介な認識や基準があって、うまく答えられない。
・あまり他の人がやっていないようなものを答えなくちゃ
・ある程度継続的にやっているものを答えなくちゃ
・得意と呼ぶに相応しい何らかの実績があるものを答えなくちゃ
これらに当てはまるものがないから、本当は答えたくない。
結局、いつも「文章を書くこと」、「小説を読むこと」、「散歩すること」のいずれかを答える。
「趣味とか無いんですよね」と答えると、面白みのない人間だと思われそうだから。
趣味なんてもっと気楽で良いのに、とは自分でも思っている。
「お酒が趣味」と口にする人の中にも様々な人がいるわけで、有名な銘柄をコレクションする人もいれば、週末に映画を観ながら嗜む程度の人もいる。
どちらも趣味であることに変わりはなく、明確な定義はない。
自分が趣味と思うならそれで良いし、他人がとやかく言える余地だってない。
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一つひとつの言葉の意味を、重く捉えたり、崇高なものに仕立て上げ過ぎているのかもしれない。
趣味、人生、生き方、やりたいこと、自分。
自分の中でハードルを上げ過ぎてしまう時がある。
人生こんなはずじゃない
自分はもっとやれるはずだ
ビビッとくる“やりたいこと”がきっと見つかるはずだ
その答え合わせは、いつするつもりなのだろうか。
「その答えは、もしかしたら見つからないかもしれない」
という可能性も同時に考えなければいけない。
いつまでも夢や理想を追い続けることはできない。
人生には終わりがある。
ハードルを高くするのは勝手だけれど、高いハードルだけ用意していつまでも超えられずに終わってしまうのは、しんどい。
もっと、気楽に、一つひとつの言葉を受け止めていきたい。
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