【双極性障害】うつ転と衝動性の記録

こころが揺れて爆発した話。また。
双極性障害(躁鬱病)のうつ転と衝動性の体験談として、
この出来事の記録を残しておきます。

波のはじまり

きっかけはパートナーの些細な言葉だった。

私はそのとき、追われる作業の
山の中でとても疲弊していた。

その時に言われたパートナーの
一言で涙が出てしまった。
はっきり思い出せないくらい
たわいもない言葉。
悪意のない心配の意図を含んだ
からかいの言葉だったと思う。

泣き出してしまったら
感情の揺れがはじまってしまう。
それはやがて大きな波になる。

それは通話だったので、
私はバレないように声が出そうになるときは
クッションに顔を埋めて泣いてた。
だけど、その余裕のなさが
会話の中の声に出てしまった。

「(そんな風に)イライラしてるなら切るよ？」と言われた。
余裕のない私は、その言葉で突き放されたように感じた。
もっと悲しくなってしまった。

うつ転

自分から衝動的にその通話を切ってしまった。
私はうつ転した。
ここ数日、躁で動きすぎてた疲れによる反動、
揺れのきっかけの出来事、
この2つが揃ってしまった。

うつ転 = 躁から急激にうつに転じること

その後はひとりで泣き狂った。
頭を掻きむしり、膝を抱え揺れながら
声を出して泣いた。
悲しくて、つらくて、苦しくて。

衝動性は出てたけど、
しばらくは泣きながら我慢してた。
でも行動しそうでソワソワが治らなかった。

波が最大まで揺れた

私は友人に自分のつくったものを壊したいと、
断片的な言葉でメッセージを送った。
それが衝動性を堪えてできる精一杯だった。
前にも同じようなことがあったから、
それを実行したらどれだけみんなに
迷惑をかけるか分かってた。

友人はすぐに返信をくれて、
とても親身になって話を聞こうとしてくれた。
そして、やさしい言葉をたくさん送ってくれた。
それにまた泣いた。

つくったものの削除以外にも、
ネットのアカウントの削除も考えていた。
でも友人の「私との思い出を忘れないならいいよ」
という言葉に、自分の壊そうとしてるものが
いかに大事なものだったかを思い出された。

私はアカウントは消さず、
他の壊したくなっていたものは
一旦友人に預けて、そのものからは離れた。

その後もずっと泣いてたけど、
衝動性の頓服薬がやっと効いて
いつの間にか眠っていた。

その後

翌日、パートナーと連絡をとって、
昨夜のことを謝った。
彼は私が泣いてたことに気がついてなかった。
だからいきないイライラされたと思った。
そりゃそう思うよね。申し訳なかった。


私はこの出来事でうつ転したが、
翌朝は昨夜に頓服を飲んでいたこともあって、
こころの波はましになっていた。

だが、その日からこまめに毎日
衝動性の波がやってくるようになった。
その衝動の対象は様々。
一件があってからパートナーと
仲よくなったのに突然別れたくなったり、
高額な衝動買いをしそうになったり。

高額な買い物に関しては、
即時実行には移してなくて、
翌日改めて考えてこの買い物は
やばいなって思った。

でもパートナーや家族、友人たちに話したところ、
悪い選択ではなかったみたいなので、
結局買ったけどね。パソコン。

衝動について

そういうわけで毎日頓服を飲む日々です。
自分でその衝動性のおかしさは分かってるけど、
衝動に駆られてるときは、
そのときの判断がすべて正しいことに感じる。
抑えることがだいぶ難しい。

私は何度も繰り返し経験してきてることだから、
この場合はどうにか抑制せねばと自我を持ってて、
今回いろんなものを壊さずに済んだけど…
自覚が薄いひとは本当に難しいと思う。

まず頓服を飲むタイミングが分からないのよね。
あと自分の判断を疑う習慣がいるかも。
ここは経験が必要だと思います。
私の場合はそうでした。

今まで衝動でしてきたこと
(うつ転の場合だけでなく躁のときも含む。)

・OD(薬の大量摂取)
・リスカ、アムカ
・髪の毛をめちゃくちゃに切る
・パートナーに別れを切りだす
・いろんな人に連絡を取りまくる
・カミングアウトを積極的にする
・風俗の面接にいく
・1日で訴えるための資料をまとめあげる
・高額かつ沢山のものを買う。(3万のぬいぐるみを何体も買ったり)

OD後は記憶がなくなったり曖昧になるのですが、
わかる範囲ではこんな感じです。

同じ双極性障害の方、
しっかり休んでいっしょに闘いましょ。

支える側の方、
いつもありがとうございます。

以上、ひとつの体験談でした。