【よびし通信no.28 】うどんぬた ここだけ?
「よびし通信」って??
「よびし通信」は、ほぼ2ヶ月に一度、町内約2500戸に各戸配布しています。
滋賀県多賀町内で取材した郷土料理の「すばらしさ・面白さ・凄さ・地元ではあたり前のこと」を地元の人に知ってもらい、若い世代にも伝えていきたくて発行しています。
初めは、ワークショップやイベント告知チラシでした。イベントが終わるとそのままチラシがゴミ箱に捨てられるのはもったいない。捨てられないためにはどうすれば良いかメンバーと話し合い、レシピを載せることにしました。だから、基本イベント告知チラシと一緒になっています(笑)。
多賀のお母さんから学ぶ食の知恵と技
【うどんぬた 多賀町久徳(きゅうとく)】
多賀町久徳地区に伝わる「うどんぬた」は、辛子(からし)酢味噌(すみそ)にカマボコ・油揚(あぶらあ)げ・ネギ、「うどん」がたっぷり入っています。寄合の時に並ぶ鉢物(はちもん)に欠かせない一品です。「辛いもんは辛く、甘いもんは甘く、しっかり味付けする」さらに、「こんなもん辛子が効いてへん、もっと辛ろうして」と悶絶する激辛が好まれます。
作り方を教えてくださったのは「久徳 絆」の方々です。コロナ禍で中断して以来の「うどんぬた」作りに盛り上がりました。
作る心構えは、「どんでら座ってゆったりせんならん」どっしりと腰を据えてゆったり作るもの。しかしながら、「へらへらしてたら力が入らん。怒ってんと」とのこと。
【うどんぬた ここだけ?】
「ぬた」に麺類を入れるのは、芹川沿いの久徳近隣に限定されるようです。冠婚葬祭の会館ができるまでは、皆で寄って料理を作っていました。口伝でリーダーの味を覚えてきたのでレシピもなく、「うどんぬた」がどういう経緯で作られるようになったのか、分からないそうです。うどんの謎、知っておられたら連絡ください。
【うどんぬた 作り方】
一鉢分
材料
[うどん(乾麺)150g・ネギ150g・油揚げ1枚・かまぼこ1/2枚・
▼辛子味噌 白ごま25g・味噌180g・砂糖150g・酢100㏄・鬼からし15g・和辛子適量・わさび適量]
①鬼からしをお椀(わん)に入れ、お湯を少しずつそそぐ。よく溶き台の上に伏せておく。
②ネギを一握りずつ、根本を紐で束ねて茹でる。ザルにあげ水気を切り冷ます。3㎝ほどの幅に切り水気をしっかりしぼる。
③うどんは半分に折り茹でる。
④白ごまを煎る。
⑤すり鉢にごまを入れて粘りが出るまですりこぎで摺る。①の鬼からしを入れすりこむ。次に味噌を入れる。混ざったら砂糖、酢を入れる。辛味が不足する時は、和辛子を追加、さらに辛味が持続するようにわさびを入れる。
⑥油揚げは両面パリッと焼く。冷めたら5㎜幅に切る。
⑦かまぼこは3枚におろし、油揚げと同じように切る。
⑧辛子酢味噌の中に、うどん、ネギ、油揚げ、かまぼこを入れてよく混ぜる。
詳しくはこちらからご覧ください
イベントのご案内
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