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「竜田揚げ」と「ダンスダンスレボリューション」
真夜中にふと目が覚める。
奥さんと子どもはスウスウ寝息を立てている。すごく静かな夜。このぶんだと、ネコたちまでひとり残らず熟睡しているのかもしれない。昼もほとんど寝ていたくせに。ネコとは本当によく寝る生き物だ。
ぼくはだれも起こさないように、そおっとお手洗いへと向かう。廊下の明かりすら点けない。ここは、かって知ったるわが家なのだ。それにしても静かだ。いささか静かすぎるくらいだ。ちいさく耳鳴りがしている。
用事を済ませると手を洗い、かがみに映る顔を見た。ひどく眠そうな目をしている。無理もない。今は真夜中なのだ。
ぼくは大きくひとつ息をつき、部屋をあとにする。ドアがきちんと閉まったことを確認し、電気のスイッチを切る。そして寝室へとむかって視線をもちあげた、その刹那。
白い服を着た髪の長いニンゲンが
ぼくの目を見ていたのです。
「オオォッ!!わッ!わ!わわわわわ!!」
その場で両手足をジタバタさせ、
ひどい混乱ぶりをみせるぼく。
ひとりダンスダンスレボリューション状態。
奥さんでした。
まったく。
クールぶると、ろくなことがない。
さて、与太話もほどほどに。
写真は「まぐろの竜田揚げ」です。
まぐろの血合の部分をいただいてきたので、わが家としては大変めずらしく、揚げ物をしてみたのです。あ、色が黒っぽいのは血合の部分ゆえです。
【つくり方】
まぐろの血合を流水または、お酒でじゃぶじゃぶ洗い、醤油とお酒とたっぷりのおろし生姜に30分ほど漬け込む。軽く水気を切ったまぐろを片栗粉につけてこんがり揚げる。以上!
血合の部分の食感の強さと、肉々しさが竜田揚げにピッタリ!白飯が止まらない味わいです。(ビールも良い!)
揚げ物ってこう、灼熱の油が跳ねまくり、手はヤケドまみれコンロは油まみれ、空気中に漂う油の香りで窒息寸前の地獄絵図を想像していたのですが、だいぶ杞憂でした。
たまには、揚げ物してみるのもありですね。
コロッケたべたい。
本日もお読みいただきまして、
ありがとうございます。
それでは、また明日。