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【第8回】休養は7つのタイプに定義される|心理的休養と社会的休養について
片野 秀樹先生の著書「休養学」では、休養は7つのタイプに定義されています。
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前回の投稿では、生理的休養(休息タイプ・運動タイプ・栄養タイプ)についてお伝えしたので、今回は、心理的休養(親交タイプ・娯楽タイプ・造形・創造タイプ)と社会的休養(転換タイプ)について解説していきます。
心理的休養:親交タイプ
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友人や恋人、家族との会話の時間やペットとのスキンシップなどが親交タイプの休養です。
「親しい人と連絡をとっていないなー」と感じる人は一度連絡をしてみてください。電話でもメッセージでのやり取りでも、人とのつながりを感じられることがストレスの軽減になります。
また、リモートワークが増えたことで最近では「職場での雑談」が減っています。職場で雑談の時間がない人は、意識的に雑談タイムを設けるようにしましょう。
人付き合いが苦手な人はがっつり関わらなくても大丈夫です。社会とのつながりを感じられるだけでも、私たちのメンタルによい影響を与えてくれます。
心理的休養:娯楽タイプ
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音楽鑑賞やゲーム、習い事、読書など、何かに没頭することが娯楽タイプの休養です。
休養という意味では、できるだけに仕事と関連のないことに打ち込むとよいでしょう。休日の読書に仕事関連の本をチョイスすると、どうしても仕事のことを考えてしまいます。
また、この方法は仕事中のストレス対策にも活用できます。「仕事で嫌なことがあったら少しだけお笑いの動画を観よう」「MTGの後には好きな曲を1曲だけ聴こう」というふうに自分なりのルーティーンを持っておくと便利です。
心理的休養:造形・想像タイプ
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絵を描く、DIYをする、楽しいことを想像するなどが造形・想像タイプの休養です。
娯楽タイプと似ていますが「絵を描く」「DIYをする」「生け花」など、1つの作業に集中すると疲労感を忘れさせてくれます。料理が好きな人は料理もストレス発散になります。
また、このタイプの休養は創作活動だけではありません。何かに集中するという意味では、瞑想もそうですし、雑誌を見ながら休日の予定を立てるのがおすすめです。
一点注意したいのが、スマホやSNS等で予定を立てる場合です。これ自体が悪いわけではないですが、どうしてもほかの情報に注意を持っていかれてしまいます。
スマホやタブレットなどのデジタルデバイスが近くにあるだけで、実際に使っていなくても「認知機能や集中力が低下する」という研究もあります。
個人的におすすめなのが、1日のうちでスマホを触らない(視界から遠ざける)時間を意図的に作ることです。
睡眠の質を考えるなら、就寝の1時間くらい前からスマホを触らないようにすることで、入眠がスムーズになります。
社会的休養:転換タイプ
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ここでの転換は、まわりの環境を変えることを指します。
環境を変えると聞くと、引っ越しや転職、人間関係の変化などを想像するかもしれませんが、身近なことで大丈夫です。
たとえば、「部屋の模様替えをする」「観葉植物を置く」「アロマを焚く」など生活環境を変えるだけでも効果が期待できます。
ほかにも「気になっていたお店に行ってみる」「旅行に行く」など、普段とは違う刺激を受けるも転換タイプに休養です。
自分に合った方法を適度に組み合わせることが重要
ここまで紹介した休養の方法ですが、すべてを実践する必要はありません。「普段の生活で不足していること」や「やりたいと思っていること」をうまく組み合わせて、自分に合った休み方を見つけてください。
参考書籍
※今回の内容は複数の書籍や動画などを参考にして自分なりにまとめています。そのため、著者の考えと違う点があることはご了承ください。