人を通じて、別の何かが作られていく
人は経験を積み重ねる中で、物事を理解するための枠組みが自分の中に出来上がっていく。これは、心理学用語で「スキーマ」と呼ばれる。
例えば、「甘くて、丸くて、赤色で、シャキシャキしてて‥」という情報から「りんごかな?」と想像することができるのは、自分の中にりんごを理解するための構成要素があるからだ。
私たちは、このように物事を複数の要素の組み合わせで理解することができる。そしてそれは、人についても同じである。
例えば、友達のAさんを、Aさんのことを知らない人にイメージしても