ルーマニア革命記念館に行って平和と日常について考える
こないだ、ルーマニア革命記念館に行ってきた。
というのも、私の住む「ティミショアラ」という街は、ルーマニア革命が最初に起こった街なのである。
ルーマニア革命記念館に来る方も多くはないので、少し難しい内容になると思うがすこしシェアさせて欲しい。
ルーマニア革命と私の興味
ルーマニア革命は、簡単にいうと、約35年前、ヨーロッパ各国の民主化が進む中ルーマニアで起こった民主化の動きで、独裁的なチャウシェスク政権と自由を求める国民の間で争いが起き「流血革命」となったのだが、
そもそも私は革命記念館に行くまで、ルーマニア革命がどんなものであったか、全く知らなかった。
記憶上、教科書に載っていたなぁ、程度だった。
実際にルーマニア革命が起きた時、世界では大々的なニュースになっているほど大きな出来事だったようだ。
だがしかし、そのことも知らず、、、。
そんな私が行ってみようと思ったのは、
住んでいる街への興味だった。
ティミショアラは小さい街だが、なぜそこから
ルーマニア革命という大きな歴史が生まれたのか気になったのである。
ルーマニア革命記念館について
ルーマニア革命記念館は、こぢんまりとしたひっそりとある記念館だ。入館料20レイ。
革命で亡くなった多くの方への追悼の意を込めて作られたらしい。
そこには、ルーマニア語と英語で革命が起こった時のティミショアラやルーマニア全体の様子を書いた展示や、当時の写真、ビデオがある。
最初私が行った時はお客さんも少なく、ビデオは流れてなかったのだが、スタッフの方が帰り際に、
よかったら、、、と流してくれた。
色んな展示を見ていく中で、当時、ルーマニア国民がチャウシェスク政権にどれだけ自由を奪われ、制限されていたか知ることができた。
そして、チャウシェスクが政権を握っている以上、自由がなかったため、命をかけて戦ったのである。
革命記念館に行ってみて
自分の今住んでいる街で、革命がどのように始まったのか知ることができ、
そして当時から35年経った今、街の様子はそれほど変わらず、ルーマニアの中でも安全で平和な街になっていることに驚きと安心を感じた。
革命が激しかったのは、やく約半月という短い期間だったようだが、そんな短い期間でも多くの方が亡くなり、戦争のようにも感じられた。
しかしこの革命があったからこそ、今の日常や平和があり、すこしでもティミショアラの街や歴史を知れたことに感謝したいと思った日であった。
ぜひティミショアラに来ることがあったら
行ってみてほしい。
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