10数年ぶりの浜松へ
今シーズンの「青春18きっぷ」はまだ一度しか使えていないし、どこ行こうか迷った。そんな中で思いついたのが静岡の「浜松」13、4年前の小学生時代に家族4人で新幹線で出かけたことがあって、そのノスタルジーに浸ることと静岡県民の大好物で行列必至の「さわやか」のハンバーグを食べてみたいというところからだ。
大雨スタート
ピークは超えていたが、バイトを終えた13時過ぎに滝のような雨と恐怖の落雷が襲い、川のような道を自転車で爆走。その後、出かけて近鉄に乗って北上するとまたもや滝のような雨だった。
新快速に乗れた後からは晴れてきて、虹も見られたし、電車に乗るまでに雨に降られなかっただけでもツイていた。その上、合羽の丈夫さでリュックやスマホも助かった。幸先良いスタートだ。
オレンジの新快速で東へ
「茶色い新快速」で米原までやってきて、今度は「オレンジの新快速」でさらに東へ。週末で夏休み、18きっぷシーズンだからか、人でごった返し、貨物列車の通過の際は危険なことになっていた。
危ない言うてるのにぃ…なんでそんなとこ歩くねん
などとおっちゃんな駅員さんがマイクを外してボヤくほど。
とはいえ、8両という長い編成だったからか真後ろは空いていてなんとか座席をゲット。
夕焼け空、入道雲、そこから日没、夜と移り変わる中で、n-bunaさんのボカロからヨルシカ、緑黄色社会といった東海地方ゆかりのアーティストの曲とともに「天下分け目の地」濃尾平野、三河路をフルスロットルで横断する新快速で楽しんだ。
タイトで混み混み
新快速が豊橋止まりのため、普通列車の浜松行きに乗り換える。浜松まで行く新快速や特別快速もあるが、ごく僅かで今回は乗り換えることになった。
トイレを済ませて写真を撮っていたら、超ギリで上の通路を渡って、飛び乗った。しかも、さっきの半分サイズの4両編成のためかなりキチキチの車内。
だったらさっきの新快速を浜松行きにしてぇなぁ
とボヤきたくなった。
一方で、新所原や鷲津などで降りていった人が仲間たちに「ありがとうございました」などと言って別れを告げる様子は微笑ましかった。
そして、普通列車ながら駅間が長くて、立ちっぱながらも楽しかった。
浜松の宿
浜松で1泊するため、宿へ向かう。ただ、今回は駅から距離があるため、バスで向かう。
「遠鉄バス」擁する遠州鉄道は静岡西部で絶大な勢力を誇る地方私鉄系企業グループ。交通以外にも百貨店や「遠鉄ストア」というスーパー、不動産、住宅事業、はらにはホテル、遊園地などのレジャーに至るまで、日常から非日常までを手がける。県東部の「静岡鉄道(静鉄)」と並ぶ二大巨頭で「準大手私鉄※」に匹敵する稼ぎもあるそうな。
街並みや新幹線の検査工場を眺めながらバスで揺られること10分で「西伊場」に到着。
いつも世話になっているお馴染みの場所。ただ、他と違って駐車場が広い。そりゃこんな辺ぴな場所だもの。おおよそバスで来るようなところではない。
部屋に入って最初は分からなかったが、奥には東海道新幹線を見渡せるトレインビュー!!
おまけに、工場に繋がる車庫線があって、時々、止まってる状態の「N700シリーズ」をじっくり観察することもできる。
列車の中で食べられなかった弁当を食す。関西ではCMでお馴染みの「KYK(ケーワイケー)」の「かつめし」兵庫加古川のとは異なるが、甘辛ダレとかつ、しゅんだご飯が美味しかった。ちなみに、出来たてのもあるから今度はそちらも是非食べてみたい。