鉄道を日常に生かす。
鉄道趣味は僕の物心ついた頃からのロングランで音楽や料理など多趣味になった今でも猛烈に好きで、見ただけで大まかな形式は分かるほど。そんな中でも、行動面や失敗しないために普段日常生活を送るときに僕は鉄道に例えて考えていることが多い。
指差し
鉄道と言えばのポーズと言っても過言ではない指差し確認。実は実生活でも活かせるほど、頭に良くて失敗を防げるものだと言えることがある。
駅員でアルバイトをしていた頃の研修のとき、とあるビデオを見た。信号機のような3つの色のボタンがあり、指示された色と同じボタンを押す。その際に1回目は普通に押すだけ、2回目は指差ししながらやるというもの。この結果、指差しの方が成績が良かった。指差しの効果を証明するこの結果は僕の行動に大きな影響を与えた。
家の鍵の締め忘れの不安が大きく、鍵閉めた後に指を差したり、電動アシスト自転車を止めた際にも、鍵、カゴの中、バッテリーの電源オフなどを指差しで確認する。さらに、自転車乗ってるときや横断歩道、列車内の座席周りを指差ししながら確認している。忘れっぽく、ボォーっとしがちな僕だが、あると無いとでは全然違うことが分かった。側から見ると変なのかもしれないけれど、これがあるから鉄道を安全に走らせ、我々は安心して乗れている。工事現場もこういうことを励行してると聞く。安全安心の基礎と言ってもいいだろう。
断捨離×鉄道
最近、断捨離がちょっとしたブーム化してきた僕。そんなとき、こんなことを思った。
新型車両置き換えるのと一緒やん!
フライパンの焦げ付きが酷くなり、やかんも置物状態そして、ちょうど地域の古紙回収の当たり日で段ボールや雑誌類を大量に捨てることに。フライパンは新品にし、やかんはパスタやインスタント麺、卵を茹でるのに便利なゆき平鍋に置き換えた。さらには、溜まりに溜まった無地や企業のファイルと捨て方が分からなかった封筒はガイドブックを参照し、処分。壊れたPSP、処分に困っていた2世代前までの2台のスマホも公民館に「小型家電回収箱」があることを知るなど、捨てるスピードやモチベが向上してるように思う。散らかった紙類も3割は片付いた。
今までは「1日坊主」で終わっていたことが比較的長続きしている。鉄道も古い車両を大量に置き換えて解体することで「断捨離」しているのは当たり前。ファンにとっては寂しいことでもここに持ち込めば、「好き」の考えになる。ブームで終わらず習慣化したいものだ。
余裕を持って焦らず。
日本の鉄道は「世界一」と称されるほどの時刻の正確性の高さを誇っている。ただ、余裕がないことにはこれと安全と両立することはできない。2005年の「福知山線脱線事故」を引き起こした要因の1つがダイヤの余裕のなさだったから。それを踏まえて、新快速は主要駅で1分は停まるようになるなど、遅れを回復しやすく、そして最高速度で無くても余裕を持った運転ができるようになっている。
こういう部分は日常でも一緒。バイト先に30分余裕持たせて到着しているし、プライベートもなるべく早め早めに行動するよう意識している。でも、ギリギリならどうするのか?そこはなるべく急ぎつつ、安全を確保できるように周りに繊細になることを心掛けている。
慌てて急いで降りても何も良いことはございません。
コミカルなアナウンスで人気を博した箱根登山鉄道の車掌さんのアナウンス。面白い雰囲気で言ってるが、記憶に残っていてホンマに大事なことのように思う。どんなにギリギリでも、余裕があって、いろんな注意や出来事に目を配れる方がいいんだと感じる。焦っていると何もかも見えなくなって頭が働かないし、何か事故や怪我をするリスクも高まる。こういうところも鉄道から学べる。
こんな感じで鉄道を考え方や行動に取り入れている僕。これらに限らず、好きなこと、興味あることを日常の行動に取り入れていくと、ストレスを感じることが少なくなったり、日常の良いプラス、身を守ること、自分の成長などに繋がるのではないかと思います。
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