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『組織にいながら、自由に働く。』

仲山進也(著)

年末に怒涛のおすすめ図書アウトプットツイートにあえてのらずに、このタイミングでお届けします。

ぜひ4月から新入社員として働くみなさんや、就活生、若手社員の方に読んでいただきたい推薦図書を3冊ご紹介したいと思います。

テーマは“組織や場所を選ばずに一人で勝手に成長し結果を残すことができる人材になるには”です。若干セルフコーチングに近いことができるようになれるかもしれません。幽体離脱して社会(世界)と自分を見ることができるイメージです。

早速一冊目。(できれば順番に読むとよいと思います)

正直この本との出会いは覚えていません。なぜだろう。毎回本との出会いについて記載しているのに、覚えていないとは少し悔しい。Amazonのおすすめ!に出てきたのかな。

おすすめしたい方は

・安定と自由(相反するものではないにも関わらず)葛藤されている方

・変な人扱いされて(ちょっと嬉しいけど)不安を感じている方

・成長に対してモヤモヤしている方

大手とベンチャーで悩んでる、やりたいことがないけどブランド人的になりたい、みたいな人にも良さそう。

真面目に自由でいられること

著者の仲山様は、慶應法出身、新卒で大手電機メーカーに勤め、その後当時まだ20名程度だった楽天に転職し、楽天大学の設立や、ヴィッセル神戸や横浜Fマリノスの経営等に参画された方です。

ぜひ彼の本を読んでほしいのは、その肩書というよりも働き方やキャリアについての考え方です。

本書は、数多くの理論やフレーム等を参考にしながら、わかりやすく客観的に最終的な「組織にいながら、自由に働く」方法を加減乗除という言葉を使い順を追って教えていただけるのと、完全な私の好みですが、絶対こうしたほうがいい!それはダメ!みたいなスタンスではないのが良いです。

優しく真面目で自由なスタンスがとても分かりやすく読みやすいです。

加減乗除

STAGE1  加 自由な働き方のOSをインストールする

STAGE2 減 強みを磨く

STAGE3 乗 独創と共想 仲間と遊ぶ

STAGE4 除 何にも縛られない自由な働き方

今回はスタートの加について少々お伝えしますね。

加のステージでよく登場するのが、フロー理論です。挑戦と能力を縦軸横軸にしたときに、ちょうどバランスが取れた部分がいわゆるフロー(夢中)状態なのですが、それを上振れたり下振れたりすると不安や退屈状態になります。要は、自分がどこにいるのかをちゃんと理解して、夢中ゾーンに近づけそうかを考えるってやつです。そのために個人個人調整が必要なのは難易度チューニング。この基本をもとに、得意不得意、好き嫌いを分析するやり方の詳細が記載されておりますが、就職活動の自己分析にもとても役に立つと思います。

(楽しい仕事はあるのか?なんていう疑問にもお答えしてくれています)

減以降の読み方のススメ

いきなりですが、私もともと長女的気質から、周囲の期待に応えずにはいられないタイプだったんですよ。自分で言うのもあれですが、手のかからないいい子って感じです。金八先生だったら、終盤突然トラブルに見舞われて、キレたり、退学したりしそうな程の。

新卒で入った会社も、期待に応えるYESマンとして社内評価を高め、社内人脈をうまく広げ、所謂社内政治的なことをしっかりして、希望の人事の座をつかみ取ったわけです。みんなの期待を背負った、期待のエースです。

人事に入ると、政治的には弱い“側”におりました。詳しいことは書けませんが、私が以前所属していた会社をご存知の方は、何となくお察しでしょう。

そして私は、最終的に、期待につぶされ、完全にレールから外れることになります。

しかし、レールを外れた瞬間の快感がありました。

減以降はそれを乗り越えられるかどうかが肝だと感じます。乗り越えられるだけではありません。組織のなかで自由を実現するためには、世間一般のレール上じゃないことに屈せず、自分でモチベーションを維持できる気持ちと環境をある程度コントロールする必要がある気がします。



すみません。ご法度の自分語りしてしまいました。。以後気をつけます。

ということで、2冊目は「周りの期待と自分の期待をどうコントロールするのか」という本をご紹介したいと思います。

#年明け推薦図書


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