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【体験談】無価値感に囚われる私が見つけた、生きる理由

この文章を読んでくださっているあなたへ。

もしかしたら、あなたも今、心に深い闇を抱えているのかもしれません。私もかつて、同じ場所に立っていました。

まず最初に、もし今この瞬間に強い希死念慮に苦しんでいるようでしたら、すぐに専門家に相談することをおすすめします。一人で抱え込まないでください。以下に相談窓口を記載しておきます。


いのちSOS 0120-061-338(フリーダイヤル・無料)
○月曜日~日曜日00:00~24:00(毎日24時間)

いのちの電話 0120-783-556(フリーダイヤル・無料)
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私も希死念慮に悩まされ、生きる意味を見失ったことは一度や二度ではありません。それでも、今こうして生きている理由があります。それは、自分だけの「生き続ける理由」を見つけたからです。

ジェットコースターのような人生

私は、幼い頃から「普通」であることに強いコンプレックスを抱えていました。両親の離婚、母との確執、そして不登校。周囲の「当たり前」が私には通用せず、常に疎外感を感じて生きてきました。そんな私が唯一、安心できる場所が、自分だけの世界でした。本を読み、絵を描き、ゲームの世界に没頭する。

現実逃避かもしれません。でも、私にとってそれは、心を守るための、大切な行為でした。

16歳で家を出た私は、地方で一人暮らしを始めました。高卒認定試験を受け、IT系の専門学校に進学。その後、インフラエンジニアとして働き始めました。不規則な勤務や職場環境の悪化から抑うつ状態に陥り、退職。その後、プログラマーに転職するも、今度は適応障害で休職、そのまま退職。そして、双極性障害と診断されました。再度就職し、リモートワーカーとして現在に至ります。

まるでジェットコースターのような人生。そう思う人もいるかもしれません。でも、私にとってそれは特になんでもないことです。自分なりに生き抜いてきた証でした。

無価値感に押しつぶされて

私は双極性障害を抱えていますが、躁状態のときも、うつ状態のときも、そして症状が落ち着いているときでさえ、常に感じているのは「自分の人生に価値はない」という無価値感です。

世界は広大で、80億人もの人々がいます。その中の一人に過ぎない自分の存在なんて、取るに足らないものだと感じてしまうのです。特にうつ症状が強いときには、辛すぎる上に無価値であり、この苦しみにすら価値はないという、無価値感が私を深く責め立てます。

一方で、無価値観は自分以外にも向くため、友人やら同僚やら、誰かを頼ろうにも、その誰かの存在すらどうでもよく、何を言われても何も変わらないので、頼る気にもなれないのでした。

「生きている意味がない」「自分なんていなくてもいい」そんな思いが頭から離れず、希死念慮が強くなる日々。それは私にとって特別なことではなく、いつもの感情となっています。

自分を大切にするということ

そんな中で、私がまず取り組んだのは「自分自身を大切に考えること」でした。マクロな視点で自分を見るのをやめて、自分の内側に目を向けることにしたのです。

私が実践したのは、セルフ・コンパッションという考え方です。自分に対して親切で思いやりのある態度を持つことで、自分を大切にする感覚を養いました。

例えば、自分を責めそうになったときには「今、自分はとても辛い状況にいるんだ」と認めることから始めます。そして、「自分を特別扱いしない。この苦しみを感じているのは自分だけではない」と理解することで、少しずつ心が軽くなっていきました。

自身のマガジンでも紹介していますが、こうした考え方はマクロな自己無価値観からうまくグラウンディングするために役立ちます。

小さな喜びを探す旅

次に取り組んだのは、純粋に自分を喜ばせることを探すことです。自分が夢中になれること、没頭できることを見つけることで、無価値感から一時的にでも解放されることができました。

私の場合、知的好奇心を刺激する活動が好きです。情報収集や、何かを作ったり書いたりすることに夢中になれました。新しい経験や刺激によって、やや躁転傾向になり、心が軽くなるのを感じました。

それは、他人から見れば逃避、無責任なのかもしれません。しかし、人から利己的であると謗られようと、私にとってはとにかく私を生かし続けることが第一です。

あなたにも、何か夢中になれることがあるかもしれません。小さなことでも構いません。趣味や興味のあることに触れることで、心の中に少しずつ明かりが灯っていくのです。

替えの効かない存在になること

意外かもしれませんが、私が希死念慮をやり過ごす大きな理由となったのは、自分が始めたメンバーシップ活動でした。

私は自分の経験や知識を共有するために、オンラインでのメンバーシップを運営しています。この活動を通じて、多くの方々が私の発信を待ってくれていると感じられるようになりました。

もし私に何かあったら、このメンバーシップは更新されなくなり、ひたすらお金を吸い取っていくだけのるつぼに……。

私は決して善意に満ち満ちた人間を自認していませんが、そんな私でもそれを考えると、自分で勝手に消えてしまうのは無責任だと思います。

仕事では、私が急にいなくなっても誰かが代わりを務めてくれるでしょう。どうにでもなりますし、どうでもいいことです。

しかし、このメンバーシップは私がいなくなればそこで終わりです。

替えの効かない存在になることで、生き続ける理由が生まれたのかもしれません。

この事実を認め、実に複雑な心情です。誰かに頼るのが得意ではない私は、およそ2年前に始めた当初、そのような効果については全く考えていませんでした。ですが今では支えられている自分を感じ、深く感謝の念を覚えています。いつもありがとうございます。

生きる理由を見つけるために

結論として、自分以外には替えが効かない何かを持つことは、希死念慮をやり過ごすためにとても有効だと感じました。

それはペットを飼うことかもしれませんし、ボランティア活動かもしれません。私の場合は、メンバーシップを通じて人との繋がりを感じることができました。

重要なのは、自分が誰かや何かのために必要とされていると感じることです。それが生きる理由となり、無価値感を和らげてくれます。

もちろん、一朝一夕で見つかるものではありません。しかし、小さな一歩から始めてみてはいかがでしょうか。例えば、植物を育ててみる、地域のコミュニティに参加してみる、誰かに手紙を書いてみる。小さな行動の積み重ねが、大きな変化を生むこともあります。

専門家の力を借りることも大切

もし、希死念慮が強くなり、自分では対処しきれないと感じたときは、専門家の力を借りることも大切です。心理カウンセラーや精神科医は、あなたの苦しみを理解し、適切なサポートを提供してくれます。

一人で抱え込まず、信頼できる人に話すことで心が軽くなることもあります。あなたの存在を大切に思ってくれる人は、必ずいます。

最後に

人生において、無価値感や希死念慮に苦しむことは決して珍しいことではありません。私も今なお、その感情と向き合い続けています。

しかし、自分を大切にし、喜びを見つけ、替えの効かない存在となることで、生きる理由を見つけることができました。あなたも、きっと大丈夫です。

この記事が、あなたにとって少しでも心の支えになれれば幸いです。

もし深刻な悩みを抱えている場合

自分一人ではどうにもできないと感じたときは、専門機関にご相談ください。

あなたは一人ではありません。誰かの手を借りることは弱さではなく、大切な一歩です。


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#YeKu #エッセイ #双極性障害 #うつ #メンタルヘルス #生きる理由 #希死念慮 #セルフコンパッション

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YeKu@エッセイとか書いてる
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