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仕事でうつ病をやらかしたあとに「出来なくなったこと」「知ったこと」

日曜日も仕事するとか何のための休日なのかと思いつつ、上司とか総務も日曜の朝にメール出してきてたからもはや何がなんだか分かんねえよこの世界。

そう思いながら午前中という名の14:00に全部終えることが出来て一安心です。もう今日はnote書いて寝ます(はや)

久々に競馬がちゃんと見れてる。やっぱいいわ、競馬。


タイトルは完全思いつき。「うつ病になって」ではなくて、「うつ病になったあとで」学んだことって書きました。

一応かたち上は僕は2回うつ病になり2回復帰してますので、うつ病は治ったという経験があるということになってます。

はい、うそー。

実際は今も適応障害だし、治っちゃいません。ただ、罹って確実に学んだことはいくつかあります。知ったこと、出来なくなったこと、適当に書いていきます。

こういうことはまず悪いことから書き始めるといいって僕知ってるんだ。今回は仕事にフォーカスして書かせてもらいます。


うつ病をやらかして出来なくなったこと

マルチタスクができなくなった
(複数の仕事を同時に進められない)


もともと器用な人間じゃないんで、マルチタスクは難しい人間でした。B型の典型っすな。それでも、病気に罹るまでは並行して仕事をやれている時期がありました。病気になったあとは、一つのことにしか全力で取り組むことができない人間になってしまいました(ちょっとしたことなら別です)

CPUでいえばシングルコア、プログラミングで言えばシングルスレッド。うーん、伝わってくれないかしら。

一つの物事にしかエンジンを燃やすことしかできなくて、それ以外の仕事がふって来るとアップアップしてしまうようになりました。

で、どっちかしかできなくなるってんじゃなくて、おおよそ両方ともできなくなります。ポンコツやずたかのできあがりです。

予め物事を整理して、順番を決めて、一つずつやっていくというスタイルしか今んところできないです。にもかかわらず、次の問題が立ちはだかります。


スケジュールが組めなくなった

これもなー、悩みの一つです。急に体調が悪くなったり、気分が落ち込んだりするのがうつ病です。急変する体調を考えてしまうと、物事のスケジュールが立てづらくて自分でも困ってます。

他の人が聞くと「甘えんじゃね」って思うでしょ?いや、僕もうつ病をやらかす前はそう思ってました。罹るとわかるんですよ、身体が動かなくなっちゃうってやつ。本当動けなくなった僕をお見せしたいぐらいです…。

今の仕事で、WBSと呼ばれる仕事のタスクとスケジュールをまとめた計画表みたいなものを作る作業がありましたが、毎日やるべき仕事を決めていく中で、「この日にもし体調が悪くなって休んだら翌日2倍働かなきゃいけないじゃん…」みたいな不安がよぎりました。

毎日淡々とした仕事をこなすことが得意と以前なんかで言ったような気がします。これはスケジュールが立てることができないが故に、毎日出社して、目の前にやって来る仕事をただ考えずに実施するだけに集中できるという証左でもあると思ってます。全然、自慢して言える話じゃないんだけど。

プライベートも同じです。こっちはどっちかというと体力的な問題。

友達と一緒に遊びにいくのとかさ。そもそも起きれるのかっていう自信からなくてですね、困ってます。午前中に会うことはほぼ無理~(涙)ずっと寝ちゃうんですよね。仕事の日は使命感があるのか、ちゃんと起きる。で、気持ち悪いから朝一のロラゼパムをキメればなんとかなる。いまんとこの話ね。

このスケジュールが立てられないってのは何とか直せれると思ってるんですけどねぇ。仕事で言えば、計画が毎回タイトにしすぎとかあるだけのような気がするだけなんだよね。まー、中々それでも余裕を持たした仕事ができるってわけでもないし、難しいなぁって思ってます。あとはそういう仕事をしない(バイトとか定型作業の仕事)かどうかって感じですかねえ。



人と喋るのが苦手になった

これは絶対誰も信じてくれない(笑)

長く付き合ってる友達でさえ、全然信じてくれないです。ぱっと見、ちゃんと喋ってるから。

ここでは、マシになってきたって書きましたけど、やっぱまだまだ仕事という面では苦手意識を感じます。認識能力が落ちてるせいなのか、時々「コイツなんか言うてるなー」みたいに、思考が天国に向かってる時がありまして、人が喋ってることが認識できないことがあります。これもなー、ちょっとよくないなーと思ってるんです。相手にも悪いじゃないですか。

今の仕事は良いお客さんなんで再度聞いてもちゃんと答えてくれるんですが、違うお客さんだったら怒る人もいらっしゃるかもしれません。

あとは理解能力が下がってることもあって、言われたこと自体はとりあえず受け止められても、理解できないってのも多くなったかなぁ。まあこれは全く知らない所にぶち込まれてしまったという現実があっての話もあるんだけど。

それゆえに、人と喋るのは苦手意識があります。じゃあ、チャットとかメールで話せばいいじゃんっていう方向になりますよね?なるんだけど、次の問題がまた立ちはだかるんだよなー。



空気を読みすぎてやりたいことができない

いや、これじゃないよ…

出来なくなったわけじゃなくて、逆にやりすぎてどうにもならんくなったことです。空気を読む。これは昔からの自分のクセではあったものの、酷くなった傾向があります。

周りがシーンとしているときに人に話しかけるのがダメになりました。別にこれは相談に限らずです。もはやこれは空気を読んでるとも言い難いです。大丈夫か、僕。音楽でもかけてくれたら違うんだろうか。自分でもこの謎事象への対処が分かんなくてメンヘラへの階段を着実に歩んでる感があります。

え、そんなこと!?って思うでしょ??そんなレベルなんです。昔なら全然大丈夫だったのに。だから大阪で、コミュ障相棒との二人だけの空間は辛すぎた。

あとはあるあるですけど、相談する時の勇気が半端なく必要になりました。相手の状況を確認しまくり、顔色見て機嫌よさそうだなっていうときだけワンテンポおいてからやっと相談するみたいなことをします。

そもそも空気が読みづらいコトにも苦手意識があります。

例えばそう、さっき出たチャット。あれ、空気の読みようがないですよね。文字の羅列だから感情が見えないし、どういう雰囲気かもつかみきれない。

だからグループチャットとかは苦手。多分、相手にもよるんだと思うんですけどね…。ここでいうべきかどうかって悩んで結局やめるみたいなことをしてます。どうしようもないものは「えいやっ」と言いながら送信ボタン押したりしますけど、内心ヒヤヒヤしてます。

逆に1:1のチャットだと話しかけるタイミングは別に気にしなくてもいいから楽は楽。

でも相手からの返答が自分のイメージと違ったり、あとはそっけない回答がきたら「え、これマジで怒ってんじゃないの…」と深読みすることが多くなりました。これは別に普通の人でも同じようなことがあるってよく聞きますんで、僕だけの話じゃないかもですね。



何度も確認作業を繰り返すようになった

仕事してて一番困るのがコレ。記憶力とか判断力とかがやたら下がってるせいか(それか僕が単なる馬鹿なだけか)、何度も同じことを繰り返してチェックしてしまう傾向があります。

でもミスるんだよなー。何なんだよこのポンコツはよぉ。

単純なとこでいえば経費処理とかそういうレベル。出張申請とか何度確認して、何度同じミスをしたことやら。まじで自社経理のオバちゃんに謝ったもん…ごめんなさいって。いや謝るぐらいなら同じミスをするなって話なんだけど。

それ以外でも仕事でも頭に入ってこないのか自信がないのかしらんけど、同じ資料を何度も何度も読んでしまう。故に工数がかかって人より作業が遅い。故に計画が遅れる…。ああ、なんつーダメなヤツや。

作業がスキとかいって、単純作業はミスるってどーすりゃええねんコイツ。

実はこれも昔から同じ傾向があって、頭の悪さとかそういうのもあるんだろうなぁとは思ってます。だからミスらないように自動化とかプログラミングを始めたって経緯があったわけで。


何か書いてると思ったんですが、そもそも苦手なことがよりダメな感じになったってパターンが多いですね。



うつ病をやらかして知ったこと

人の痛みを知ることができた

知らんかったんかいって思われるかもしれません。すんません。

まず前提として僕は今まで人と距離をとることで自分が傷つかないようにしていました。だから何かあっても距離を保つことで痛みもせず、自分のポジションを得ることができてました。上手く立ち回れたと言ってもいいかも。

だから自分が痛まないと、人の痛みって気づかないんですよ。

距離とっときゃいいじゃんって思い続けてた結果、他人の痛みに気づかなくなってました。

でも仕事って時に強烈な言葉を浴びせられたり、過重な労働でフラフラになることってあるじゃないですか。そういうのが続くと、自分と対象物の距離が失われたりします。そうすると頭が混乱してどう対処すればいいか分からなくなる。

今までのやり方が通じず、頭が回らなくなって「ああ、自分ってどんだけ無能なんだろう」「自分なんて存在価値はない」と思ったのが今から2年前。まあ、今も似たようなもんですけど。

その時人はどんな気持ちになるのかってのをよく理解できました。やっと人の痛みというのを知りました。

相手に踏み込むことって時には必要だし、逆に離れる必要があるのも知りました。今、それは出来ないんだけど、それが起こりうる状況を考えたうえで、平常心でどう保ちながら仕事に取り組むのか。思い悩まず、誰かに相談するでもいいんだってのは分かりつつあるんだけど、そういう混乱した状況を何故か自分の存在価値に結び付けてしまうのがあるあるなんです。

あれ、なんか人の痛みとは違う話になってしまったな(笑)


似たような話が別にあります、ちょっと違うんだけど、こっちの方が人の痛みという意味では近いかも。

僕がイケイケだった時代があって、今思えば酷いの連続でした。システムの運用を扱ってる時、僕はシステムは全て把握してたので、どんな障害が発生しても瞬時に対応できる自信がありました。

そんな中、同じチームの同僚が対応に躓いてたりしてると、怒ったりとか、「もういい!僕がやる!」といって仕事を奪い取ったりとかしてました。

あれはダメだ。誰のためにもなってない。言い方もそうだし、そのマインド自体が腐ってるけど、何より言われた方の気持ちを理解しようとしてなかった。

書いてて今のコミュ障に通じるところがあってちょっと落ち込んでます…。コミュ障によって改めて思い知らされました。はい。

絶対そんなことはしないって今は誓って言えます。



人の考えを頭ごなしに否定することはすべきじゃない

仕事だと、方法Aに行くか方法Bに行くかって決めなきゃいけないことって絶対あるじゃないですか。そういう時、昔の僕は結構他人の意見を聞かずに自分の方針を言ってました。

多分、今の僕しか知らない人ならそんなことないーっていう人もおおいと思いますが、本当そんなことやってました。

同僚とぶつかったことは数知れず、上司にもたてついて最後は部署を飛ばされました。当時の僕は「自分が正しいことを言っているのに何で会社は僕を飛ばしたんだろう」という気持ちでいっぱいでした。

結論から言ってしまうと僕の方法論が正しいか、同僚や上司の方法論が正しかったのかはわかりません。

でも、やっぱり人の意見は聞くべきでした。その人はその人なりの懸念点とか考え方があって意見を言ってくれているわけです。もしかすると話をしていたらより良い方法Cが生まれたかもしれない。

仕事場には色んな経験をしてる人たちが集まってます。一人がいう事は完璧なものじゃない、ましてや僕がやってる運用保守は正直みんなのITスキルが高いとは言い切れなかった。だから皆で協力してやる必要がありました。

いつのまにか僕はどっかでおごりがあって、「どうせお前らに言ったって分かんないだろう」というのがあって、喋ってたのかもしれません。

おいおいおい、これもコミュ障相棒まんまじゃねーか!!クソすぎワロタ。でも流石に口にはしなかったぞ!!!あいつはマジで僕の目の前で指さして言ってんだから!!

…まあそれはそれとして。

別々の人生を歩んできて、確実に僕が知らない技術やら経験を持っている同僚がいるんだから、それを何故聞きもせずに頭ごなしに否定するのかっていう点がまず間違ってました。違うでしょ、まずは聞くんです。聞いて、比較して。もちろん最後は決めなきゃいけないからAかBか別の方法でいくかは判断しなきゃいけないんだけどさ。

そこまでやりゃ、大体みんな納得してますって。欠けてたなぁって今思うと反省ばっかりです。

これを痛感したのは前職でうつ病になった時だなぁ。転職後、タスクがいきなり振ってきて、何にもわかんなくて。相談はしたけど分からん言われて、一応レビュー時に自分の意見を言ってみたらボコボコにやられ続けたあの日。情けなかった。

ああ、かつて僕に言われたみんなはきっとこういう気持ちだったんだなって今ではよく理解できたと思ってます(もしかすると周りのみんなも諦めてたとか、もうやずたかにやらせときゃいいやみたいな感じだったかも…そういう空気づくりもダメだったなぁ)



出来ないことはしゃーない

ここにも書きました。絶対出来ない事ってあるんすよ。

いやね、出来ないことをやれるように努力することはもちろん否定しないし、素晴らしいことだと思います。

そうやって成長していくことで、人は次のステップへと進んでいくのでしょう。

けど、どうしたってできないことだってあります。例えばコールセンター対応。あれはどうやったって僕は絶対に向いてないし、出来ない。ロラゼパム5錠飲んだって出来ない。

それと同じレベルで、絶対に設計、構築とかできないと思ってます。今のメンツで支えがあったとしても無理。てかコミュ障相棒が支えるはずないじゃん。もはや、そんな仕事に手をだしてはいけないとまで思ってます。

リアルな友達はまあまあの確率で「やずたかならデキる」っていう。けど、駄目なんだって。前職も似たような仕事だったけど、無理だったわけでしょ。同じことを繰り返してます。

今、コミュ障とかを傍からみて、設計書とか書ける自信はさらっさらもないし、レビューする勇気もないです。能力的な問題はもちろんのこと、環境的にも、自分の心の余裕的にも。

今は運よく設計、構築の仕事とは違うプロジェクトにたまたまいるけど、絶対にそういう仕事がいつかやって来ます。それに怯えながら僕は毎日ロラゼパムを飲み続けるんかっつー話になります。

やだよ、もう。2日ぐらいメシ食わなくても全然お腹減らないとかいう体験、したくもないわ。

いい中年のオッサンです。できることは限られてる。諦めてるわけじゃないんだけど、限界もある。一生懸命は絶対やる(それが裏目にもでるんだけど)。頑張るは頑張りたい。

せめて、自分の届きそうなところの一歩先ぐらいの目標で仕事をしたいと思ってるんですが、それが叶わないのかなぁと思ったりしてます。甘えかなー!?悩む。

そういう人生を認めてほしいだけなんかもしれません。


もう超大作になっちゃったじゃん(6400文字超)

最終的に何が言いたいかっていうと、他人はよくわからないけど、僕はやっぱり感情の生き物なんだなって感じてます。その感情を守ってやらないと前に進めない、弱い人間なんです。本当残念だけど。

人と距離をとりながらの手法がいいのか、環境を変えたほうが良いのか、色々手段はあるとは思うんですが、一番いいところにハマればいいなって思ってます。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。もしいたとするならば、貴方は相当のやずたかファンです。これからも鬱note書きますんでよろしくお願いします(笑)

あー、明日の仕事やだーーー!!(涙)

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